空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ぬいぐるみ

 ぬいぐるみの ひとみが

 あんなに たのしそうなのは

 ダンスを している

 天使たちが みえているのです。

 

 ぬいぐるみの ひとみが

 あんなに うれしそうなのは

 わらって いらっしゃる

 神さまが みえているのです。

 

 ぬいぐるみの ひとみが

 あんなに キラキラ しているのは

 かがやいている 明日が

 みえているのです。

 

 そんな

 ぬいぐるみを 

 そっと だきしめると

 とても やわらかくて

 春の ようでした。

 

 f:id:sufuretan:20160929043559j:plain

 

 

小鳥の メイ

 小鳥の メイは

 ショパンの 子守唄が

 とっても すきです。

 

 ひとみを とじながら

 うっとりと きいていて

 ふわぁー っと

 空気みたいに なっています。

 

 そんな メイを

 みている だけで

 ほんとうに ほんとうに

 しあわせな きもちになり

 へやの なかが

 しあわせで いっぱいに なって ゆきます。

 

 たった

 30グラム たらずの

 ちいさな ちいさな からだで

 いつも おおきな プレゼントを くれます。

 

 ただ

 そこに

 いるだけなのに。

 

  f:id:sufuretan:20161123044047j:plain

     いっしょにくらしている マメルリハのメイです

 

 

ことり

 ことりさん

 どうして そんなに あかるいの?

 

  いつも うたって

  いるからよ。

 

 ことりさん

 どうして そんなに たのしそう?

 

  こどもの くにから

  きたからよ。

 

 ことりさん

   どうして そんなに あったかいの?

  

  すきなもので

  いっぱいなの!

 

 ことりさん

 どうして そんなに ふんわり してるの?

 

  しあわせで

  いっぱいなの! 

 

 と、おしえて くれたのです。

 

 まっすぐな とても とても

 きれいな ひとみで。

 

 f:id:sufuretan:20180608153215j:plain

 

 

うたっています

 今夜は

 シチューに しよう と

 おもった とたんに

 こころが とっても

 あったかく なるのです。

 

 やさしい あじ

 ホワイトシチューに

 いたしましょう。

 

 にんじんは

 野にさく 花のかたちにね。

 

 ブロッコリー

 こびとの お国の 木のようだ。

 

 ちいさな お月さまの ような

 白い 小かぶも いれましょう。

 

 菜の花いろの

 スイートコーンも わすれずに。

 

 あまーい においの

 ミルクと いっしょに

 まっ赤な まーるい おなべ のなかで

 みんなが とっても うれしそう。

  プク プク ポコ ポコ

 うたっています。

 

 みんなで たのしく ゆれながら

  プク プク ポコ ポコ

 うたっています。

 

 しあわせの うたを

 うたっています。

 

 f:id:sufuretan:20161206053718j:plain

 

 

しあわせな 北風

 よーし!

 あそこまで 競争だよ って

 少年が えがお

 自転車を こいで いました。

 

 北風と とっても たのしそうに

 走って います。

 

 やっと ともだちを みつけた 北風は

 ほんとうに うれしくて うれしくて

 ヒュー ヒュー と

 口笛を ふいています。

 

 みんなに 寒い 寒い と いわれて、

 ちょっと さみしかった のですね。

 

 よかったね!

 北風さん。

 

 f:id:sufuretan:20161206053718j:plain

 

 

 しゃぼん玉

 春に なったら

 ちいさな おもちゃ屋さんで

 しゃぼん玉を 買いたいな。

  

 まっ青な 空へ むかって

 そっと やさしい こころで

 飛ばすのです。

 

 虹いろに かがやく しゃぼん玉は

 かわいい お花屋さんを とおって

 うまれたての ちょうちょうと であったり。

 

 陽ざしで まぶしく ひかってる

 木たちを みながら

 やわらかな 春の風に のって

 きみの ところへ。

 

 そして

 うれしくて うれしくて

 パチン! と はじけるのです。

 

 シャボンの 香りと

 いっしょにね!

 

  f:id:sufuretan:20180203153923j:plain

 

 

たのしいが いっぱい!

 ひとさじの ハチミツを

 くちに すると

 ぼくは ミツバチに なります。

 

 ひかり あふれる

 ひろーい 野はらを

 おもいっきり とんだり。

 

 ちいさな お花に もぐって

 お昼ねを したり。

 

 お花たちの

 かわいい おしゃべりを きいたり。

 

 どこまでも たかーく とんで

 お日さまに あいさつを したり。

 

 もう たのしくて たのしくて

 お家に かえるのを

 わすれて しまうんだ。

 

 きっと、

 ハチミツには ミツバチたちの

 〝 たのしい 〟 が

 いっぱい いっぱい

 つまって いるんだね!

 

 f:id:sufuretan:20161206053718j:plain