空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

風の 絵

 ぼくは

 風 です。

 

 絵を かくのが

 だいすき なのです。

 

 ひろーい ひろーい

 まっ青な お空を

 あっちへ

 こっちへ

 かけめぐり ながら かくのです。

 

 うれしい きもちは

 ぐるぐる って かいて

 よろこびの きもちは

 スーッ スーッ って かいて

 しあわせな きもちは

 ふわ ふわぁ って かくのです。

 

 いままで であった

 かわいい ものも

 うつくしい ものも

 これから であえる

 すてきな ものもね。

 

 お日さまが わらって いる なかを

 おもいっきり たのしみ ながら

 おもいっきり 自由に

 おおきな おおきな

 お空 いっぱいにね!

 

 それが みんなが みている

 雲、なんだよ。

 

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風を うけて

 風を うけて

 ひとみを とじたら

 ぼくは 鳥に なる。

 風の よろこびと いっしょに

 空へ まいあがる。

 よろこび そのものに なって

 空へ まいあがる。

 

 風を うけて

 ひとみを とじたら

 ぼくは 鳥に なる。

 風の うれしさと いっしょに

 空で ダンスを する。

 うれしさ そのものに なって

 空で ダンスを する。

 

 風を うけて

 ひとみを とじたら

 ぼくは 鳥に なる。

 風の しあわせと いっしょに

 どこまでも どこまでも

 飛んで ゆく。

 しあわせ そのものに なって

 飛んで ゆく。

 ほほえみ そのものに なって

 飛んで ゆく。

 

 まっ青な 空の なかを

 

 天上へ。

 

 天上へ。

 

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 鈴は いつも

 とっても ごきげん なのです。

 

 そっと    ふれた だけで

  チリ チリ コロ コロ と

 すぐに わらいます。

 

 鈴に うまれて よかった って

 うれしそうに わらってる。

 たのしそうに わらってる。

 しあわせそうに わらってる。

 

 星が わらって いるみたい。

 水が わらって いるみたい。

 天使が わらって いるみたい。

 

  チリ チリ コロ コロ

  チリ チリ コロ コロ

 

 すきとおった かわいい 声に 

 あたりの 空気も

 やさしく ほほえんで います

 

 きっと

 きれいな よろこびで

 いっぱい なのです。

 

 ちいさな ちいさな

 鈴の なかには。

 

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空まで あるいて

 おおきく てをふり あるいたら

 空まで あるいて いけそう なのです。

 

 こころも はずんで かけだすよ。

 まえへ まえへ と かけだすよ。

 

 からだも うたを うたいだす。

 たのしい うたを うたいだす。

 

 おおきく てをふり 歩いたら

 風も いっしょに ついてくる。

 あそびましょ って ついてくる。

 

 すずめさんたちは 木のうえで

 うれしそうね って みています。

 たのしそうね って みています。

 

 ぼくは ニッコリ ほほえんで

 うれしいよ って ごあいさつ。

 たのしいよ って ごあいさつ。

 

 おおきく てをふり あるいたら

 空を みあげて あるいたら

 こころの なかまで 晴れわたり

 空まで あるいて いけそう なのです。

 

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トンボ

 おはよう!

 ぼくは

 トンボ です。

 

 こころも からだも かるーい

 トンボ なのです。

 

 かるくて かるくて

 空気じゃ ないかと おもうくらい です。

 だから いつも いつも

 とっても さわやかな ここち なんだよ。

 

 旅を するのも

 だいすき です。

 

 フッと おもいたったら

 どこへ だって スーッと 飛んでゆけます。

 はねを キラッ キラッ とさせて

 お日さまと たのしい おはなしを しながらね。

 

 そう、

 ぼくは

 かるーい かるーい

 トンボ なのですから。

  

 目が おおきいから

 よーく みえるんだよ。

 とおくの かわいい お花や

 きよらかな 小川や

 きみの すてきな すてきな こころもね。

 きれいな もので いっぱい だから

 うれしくて うれしくて。

 

 そしてね

 ぼくは おもうのです。

 

 世界は ほんとうに ほんとうに

 うつくしい って。

 

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ヨット

 ぼくは

 ヨットです。

 

 まっ白な 帆を

 まっすぐに たてて 走ります。

 

 空の 神さまも

 海の 神さまも

 やさしく ほほえむ なかを。

 クラクラ するほど 透きとおった

 青の なかを。

 

 風が ふくと

 こころは 夢で はちきれ そうになり、

 あふれる 陽ざしに

 からだは よろこびで いっぱいに なるのです。

 

 たのしいね って

 波しぶきが はしゃいで ぼくを ぬらす。

 うれしいね って

 ともだちの カモメも イルカも

 ひとみを キラキラ させて いっしょに ついてくる。

 

 むねが キューンと するほど

 ひろく まぶしい 世界へ。

 

 きっと

 どこかに ある 宝島へ。

 

 ひかりの 上を すべるように

 水平線に すいこまれるように

 

 ぼくは

 いま

 走っている!

 

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さかなの あかちゃん

 さかなの あかちゃん

 みつけたよ。

  

 うつくしい

 川の ほとりでね。

 

 せんせいの 水と いっしょに

 たのしそうに たのしそうに

 みんなで 泳ぐ れんしゅうを しています。

 

 さかなの あかちゃん

 みつけたよ。

 

 ちいさな

 川の ほとりでね。

 

 びっくり したような

 まんまるい ひとみをして

 うれしそうに うれしそうに

 みんなで なかよく あそんでいます。

 

 いつも お水を のんで いるから

 いつも お水に あらって もらって いるから

 おくちの なかも、からだの なかも

 とても とても きれいです。

 

 そして

 水と おんなじ

 あかるく すきとおった こころの ままで

 キラキラと かがやく こころの ままで

 すくすくと すくすくと

 おおきく なって ゆくのです。

 

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