空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

うさぎ

 ん?

 いま、

 すてきな こと

 いったでしょ。

 

 ちゃーんと きこえたよ。

 だって

 ぼくは うさぎ ですから。

 すてきな 音なら

 なんでも きこえるのです。

 

 お花さんたちの しあわせそうな つぶやきも

 小鳥たちさんの かわいい 寝ごとも

 天使たちさんの きよらかな おうたもね。

 

 まわりは すてきな 音で いっぱい!

 もう うれしくて うれしくて

 ピョン ピョン はねて しまうのです。

 

 ひとみも キラキラ してきて

 こころも からだも

 フワフワに なって くるんだよ。

 

 神さまたちの

 しずかな しずかな おしゃべりも

 きこえるよ。

 

 ぼく...

 とーっても うれしい ことを

 きいたの。

 

 あのね、

 神さまたちは みんなのこと、

 ほんとうに ほんとうに

 

 だいすき なんだって!

 

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小鳥の あいさつ

 ぼくは

 小鳥 です。

 

 あいさつを するのが

 だいすき なのです。

 

 朝は のぼってくる お日さまに

 いちばんに あいさつを します。

 だから とーっても 早おき なんだよ。

 お日さまも ぼくの あいさつが

 たのしみ なんだって。

 

 お花さんにも あいさつを します。

 にっこり かわいい えがおを くれるので

 とっても うれしくなって

 おうたまで うたって しまうのです。

 

 木さんにも 風さんにも

 あいさつを します。

 雲さんにも みーんなにもね。

 もう たのしくて たのしくて。

 

 するとね

 こころが パーッと あかるく  なって

 しあわせな ここちに なるのです。

 おこえも すきとおって きて

 きれいに なるみたい。

 すてきでしょ!

 

 そろそろ おやすみの じかんが きました。

 おうちに かえります。

 

 そうだ、

 あいさつを しなくっちゃ。

 

 おやすみなさーい。

 また あしたね!

 

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虫さんたちの おんがく

 虫さんたちが

 おんがくを しています。

 きれいな きれいな

 おんがくを しています。

 

 いしころさんたちが おきゃくさま です。

 清い こころで きいています。

 

 でんしんばしらさんも おきゃくさま です。

 まっすぐな こころで きいています。

 

 どちらも りっぱな おきゃくさま

 りょうてを そろえて きいています。

 

 空には まーるい お月さま、

 星も いっしょに きくのです。

 うつくしい うつくしい こころでね。

 

 虫さんたちが

 おんがくを しています

 ひかり かがやく おんがくを

 夜が やさしく ほほえむ なかを。

 

 金の ビオラ

 銀の ビオラで。

 

 金の こころと

 銀の こころで。

 

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星さんたちの おしゃべり

 星さんたちが

 おしゃべり しているよ。

 みんなで キラキラ ひかりながら

 とっても キレイな おこえでね。

  キレイ キレイ

  きみ って キレイ

 と、みんなで ほめあって いるよ。

 

 星さんたちが

 おしゃべり しているよ。

 みんなで ピカピカ ひかりながら

 とっても かわいい おこえでね。

  かわいい かわいい

  きみ って かわいい

 と、みんなで ほめあって いるよ。

 

 星さんたちが

 おしゃべり しているよ。

 みんなで リンリン ひかりながら

 とっても すきとおった おこえでね。

  たのしい たのしい

  みんなで いると たのしいね

  みんなで いると うれしいね。  

 と、しずかに しずかに よびあい ながら

 やさしく やさしく ほほえみ ながら

 

  キラ キラ

  ピカ ピカ

  リン リン リン

 

 しあわせそうに

 

 しあわせそうに

 

 おしゃべりを

 しているよ。

 

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風の 絵

 ぼくは

 風 です。

 

 絵を かくのが

 だいすき なのです。

 

 ひろーい ひろーい

 まっ青な お空を

 あっちへ

 こっちへ

 かけめぐり ながら かくのです。

 

 うれしい きもちは

 ぐるぐる って かいて

 よろこびの きもちは

 スーッ スーッ って かいて

 しあわせな きもちは

 ふわ ふわぁ って かくのです。

 

 いままで であった

 かわいい ものも

 うつくしい ものも

 これから であえる

 すてきな ものもね。

 

 お日さまが わらって いる なかを

 おもいっきり たのしみ ながら

 おもいっきり 自由に

 おおきな おおきな

 お空 いっぱいにね!

 

 それが みんなが みている

 雲、なんだよ。

 

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風を うけて

 風を うけて

 ひとみを とじたら

 ぼくは 鳥に なる。

 風の よろこびと いっしょに

 空へ まいあがる。

 よろこび そのものに なって

 空へ まいあがる。

 

 風を うけて

 ひとみを とじたら

 ぼくは 鳥に なる。

 風の うれしさと いっしょに

 空で ダンスを する。

 うれしさ そのものに なって

 空で ダンスを する。

 

 風を うけて

 ひとみを とじたら

 ぼくは 鳥に なる。

 風の しあわせと いっしょに

 どこまでも どこまでも

 飛んで ゆく。

 しあわせ そのものに なって

 飛んで ゆく。

 ほほえみ そのものに なって

 飛んで ゆく。

 

 まっ青な 空の なかを

 

 天上へ。

 

 天上へ。

 

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 鈴は いつも

 とっても ごきげん なのです。

 

 そっと    ふれた だけで

  チリ チリ コロ コロ と

 すぐに わらいます。

 

 鈴に うまれて よかった って

 うれしそうに わらってる。

 たのしそうに わらってる。

 しあわせそうに わらってる。

 

 星が わらって いるみたい。

 水が わらって いるみたい。

 天使が わらって いるみたい。

 

  チリ チリ コロ コロ

  チリ チリ コロ コロ

 

 すきとおった かわいい 声に 

 あたりの 空気も

 やさしく ほほえんで います

 

 きっと

 きれいな よろこびで

 いっぱい なのです。

 

 ちいさな ちいさな

 鈴の なかには。

 

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