空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

しあわせ ゆうびんポスト

 みなさん

 おてがみや おはがきを

 ありがとう!

 

 ぼくは

 ゆうびんポスト です。

 

 いつもね、おなかが あったかいのです。

 たいせつな たいせつな 

 みんなの ことばが

 みんなの きもちが

 たくさん たくさん はいって いるから。

 どれも こころの こもった ことば だから

 こころまで あったかく なるのです。

 

 こうして、

 ひろーい ひろーい お空を

 みあげて いるとね、

 ぼくは どこへだって 飛んで ゆけるの。

 ことばさんたちが これから ゆく ところへ

 どこへだって 飛んで ゆけるの。

 もう たのしくって たのしくって。

 

 雨の日は

 ことばさんたちが ぬれないと いいな って

 とーっても やさしい きもちに なって

 すごーく すごーく

 しあわせな きもちに なるんだよ。

 ふしぎだね。

 

 夜は ことばさんたちと

 いっしょに すてきな 夢を みるの。

 街路灯の おじさんや お星さまたちが

 みまもって くれる なかをね。

 もう、まいにち まいにち

 うれしくって うれしくって。

 

 そういえば どこからか

 お花さんの いい においも してくるし

 でんしゃさんの おうたも ウキウキ してる。

 お空の 雲さんだって にこにこ しているよ。

 

 もうすぐ 春 なのですね。

 だから みんなの ことばも

 よろこびの きもちで

 いっぱい なのですね。

 

 わぁ!

 なんだか ぼく、

 しあわせな きもちで ますます

 いっぱいに なって きました。

 

 みなさん

 ありがとう!

 

 ほんとうに ほんとうに

 ありがとう!

 

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