空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

コップさんを あらったら

 コップさんを

 あらって いるとね。

 キュッ キュッ って

 コップさんが わらうよ。

 うれしいな って わらうよ。

 きれいな お星さまに なれた って

 ピカピカ キラキラ わらうよ。

 うつくしい 宝石に なれた って

 ピカピカ キラキラ わらうよ。

 あらって くれて ありがとう って

 ピカピカ キラキラ わらうよ。

 

 コップさんを

 あらって いるとね。 

 ぼくの なかの すみずみ まで

 お水が ながれて ゆくのです。

 スーッ スーッ と

 まっすぐに ながれて ゆくのです。

 ぼくが 透きとおって ピカピカ する。

 どこまでも 透きとおって キラキラ する。

 ぼくも お星さま みたいに ひかってる

 宝石 みたいに ひかってる。

 

 ぼくの まわりも この世界も

 ピカピカの まっさらに なってる。

 キラキラの まっさらに なってる。

 まぶしい くらいに まっさらに なってる。

 

 コップさんを

 あらったらね!

    

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