空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

うつくしいなぁ

 雲って

 うつくしいなぁ って

 バッタさんが

 こころを かがやかせて いたらね、

 お水って

 うつくしいなぁ って

 めだかさんが ひとみを

 パチクリ しました。

 

 山って

 うつくしいなぁ って

 エントツさんが

 なつかしそうに ながめて いたらね、

 夕やけ って

 うつくしいなぁ って

  ゆうびんポストさんが

 きれいな ためいきを ついたの。

 

 そしてね、

 おうちの あかりって

 うつくしいなぁ って

 いしころさんが

 おいのり しながら つぶやいたらね、

 お月さまって

 うつくしいなぁ って

 ぬいぐるみさん

 そっと てを あわせたのです。

 

 あっちでも こっちでも

 せかいじゅうの みんなが

 うつくしいなぁ うつくしいなぁ と。

  とても とても しあわせそうに。

 

 そんな みんなの

 いろんな うつくしいなぁ が

 お空に のぼって

 きれいな きれいな お星さまに

 なったんだね。

 うつくしい うつくしい お星さまに

 なったんだね。

 

 きっと、

 お星さまたちも

 ぼくたち みんなを この世界を

 うっとり しながら ながめて いるんだね。

 

 うつくしいなぁ

 ほんとうに ほんとうに

 うつくしいなぁ って。

 

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