空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

雲の えんそく

 こんにちは!

 ぼくは

 雲です。

 

 えんそくが

 だいすき なのです。

 

 まいにち まいにち

 みんなと えんそくに ゆくんだよ。

 ひろーい ひろーい お空にある

 いろんな お国へね。

 

 虹の お国へ いったらね

 なないろの お花さんが

 たくさん たくさん 咲いていて

 なないろの おこえで うたっているの。

 それは それは

 うつくしい おうたなんだ。

 きいている だけで

 ぼくの こころが

 なないろに かがやき だすくらい。

 

 夢の お国へ いったらね

 いろんな 夢さんたちが

 うっとり ゆったり

 おはなし しているの。

 とーっても すてきな すてきな

 おはなし なんだ。

 そばにいる だけで

 ぼくの こころが

 夢で いっぱいに なって

 どこまでも どこまでも

 ふくらんで ゆくのです。

 

 それからね、

 ふわふわの お国 って あるんだよ。

 ふわふわさんが たーくさん すんで いるの。

 パンさんも 綿菓子さんも

 ソフトクリームさん だって いるよ。

 こねこさんも こいぬさんも

 小鳥さんや うさぎさんも

 それから それから、

 やさしい こころさんも

 あったかい こころさんもね。

 

 もう いろーんな ふわふわさんで

 いっぱい なの。

 

 みんなで なかよく あそんでいたよ。

 ふわふわ ふわふわ ほほえみ ながら

 あそんでいたよ。

 ふわふわの まっしろな

 神さまたちと いっしょにね。

 

 こうして いろんな お国へ

 えんそくを していると

 よろこびで いっぱいに なって

 しあわせで いっぱいに なって

 どんどん どんどん

 ふわふわに なって ゆくのです

 やさしく やさしく なって ゆくのです。

 おうたまで じょうずに なるんだよ。

 

 あ、

 天使さんが よんでいる。

 しゅっぱつ ですよ って。

 そうなんだ、

 天使さんたちも いっしょに ゆくの。

 

 うれしい うれしい

 えんそくに

 

 たのしい たのしい

 雲の

 えんそくにね!

 

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