空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ゆうびんやさん

 ゆうびんやさん って

 風の こども かな?

 どこからともなく

 やってくるんだもの。

 やさしい 風みたいに

 やってくるんだもの。

 

 ゆうびんやさん って

 お日さまの こども かな?

 そばによると

 ほわっと あったかいんだもの。

 ひざし みたいに

 ほわっと あったかいんだもの。

 

 ゆうびんやさん って

 虹の こども なのかしら?

 だって、みんなの こころの

 かけ橋 だもの。

 すてきな すてきな

 かけ橋 だもの。

 

 ぼく

 おにわの こびとさんに 

 きいてみたのです。

 そうしたらね

 天の お国の 音楽隊です って

 おしえて くれたの。

 

 おともだちの いしころさんに

 きいてみたらね。

 文字の お国の 王子さまでしょ って

 にっこり してた。

 

 なかよしの のらねこさんにも

 きいてみたんだよ。

 するとね

 わたしの だいじな だいじな

 おともだちよ って いってたの。

 

 それにね

 ゆうびんやさんが くると

 おうちも おにわの お花さんたちも

 おやねの すずめさんたちも

 とーっても うれしそうなんだ。

 ぼくだって

 ワクワク ワクワク しちゃうの。

 

 ゆうびんやさん って...

 

 ゆうびんやさん って...

 

 あ、わかった!

 きっと、

 もと、

 天使 だったんだね!

 

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