空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

子鹿の おはなし

 おはよう!

 ぼくは

 子鹿 です。

 

 まいにち まいにち

 とっても たのしい のです。

 

 だって ぼくの まわりには

 うつくしい もので いっぱい なんだもの。

 きれいな もので いっぱい なんだもの。

 

 雨さんは ひとつぶ ひとつぶ が

 うまれたての やわらかな やわらかな

 宝石 なんだよ。

 

 そして、風さんは

 虹いろに かがやく はごろも なの。

 

 日ざしさんはね

 神さまたちの うつくしい うつくしい

 きんいろの ことば。

 泉さんは すきとおった

 きれいな おいのり なのです。

 

 おともだちの きのこさんたちも

 お花さんたちも カエルさんたちも

 ぼくに こんにちは って

 きちんと りょうてを そろえて

 おじぎを してくれるの。

 とびっきりの キラキラの えがおでね。

 もう まぶしくって まぶしくって

 せかいじゅうが ひかりで いっぱいに

 なるほど なんだ。

 

 それからね、

 なかよしの こびとさんの おうち って

 いろんな 木の実が かざって あって

 とっても かわいいのです。

 絵も かざって あるの。

 いしころさんが ピッカリ わらってる

 絵 だったよ。

 こびとさんが こころを こめて

 いっしょうけんめい かいたんだって。

 

 それにね、おへやの なかが

 いつも いつも ピッカピカで

 すごーく きれい なの。

 きっと、おそうじが だいすき なんだね。

 

 こうして、うつくしい ものを みるたびに

 ぼくの ひとみが  どんどん

 すきとおって ゆくの。

 ぼくの こころも どんどん

 すきとおって ゆくの。

 

 きっと、ぼくの

 おとうさんも おかあさんも

 おじいちゃんも おばあちゃんも

 ずーっと みてきたんだね。

 森の おくの

 とても とても きれいな ものを。

 このうえなく きれいな きれいな ものを。

 

 だって、 みーんな

 すきとおった 夜空 みたいに

 うつくしい うつくしい

 ひとみ なんだもの!

 

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