空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

お菓子 だいすき

 ぼく

 お菓子  だいすき。

 

 だって

 お花さん みたいに

 とーっても いい においだし、

 いっしょに あそぼう って

 にっこり わらうんだもの。

 いっしょに うたおう って

 にっこり わらうんだもの。

 

 それにね、

 みんなに お菓子を

 わけて あげたく なるの。

 たくさん たくさん

 わけて あげたく なるの。

 きっと、お菓子さんが

 みんなと いっしょに たべてね って

 いって いるんだね。

 

 だから

 ぼく、わけて あげたの。

 ありさんたちにも

 すずめさんたちにも

 たくさん わけて あげたの。

 

 ぬいぐるみさんにも

 ちゃーんと あげたよ。

 お花の もようの

 かわいい おさらに いれてね。

  

 お星さまには

 すきとおった ほうせき みたいな

 ガラスの おさらで。

 

 お月さまには

 うつくしい みずうみ みたいな

 青い おさらに。

 

 もちろん

 おともだちの いしころさんにも

 あげたよ。

 ぼくの たからものの

 クルミさんの カラに

 きちんと ならべてね。

 

 こびとさんには

 ぼくが たいせつに している

 ちいさな ピンクの 貝がらに

 のせて あげたのです。

 

 そうして

 みんなで たべたら

 もっと もっと

 おいしく なったんだ。

 もっと もっと

 しあわせな ここちに なったんだ。

 

 ぼく

 お菓子 だいすき。

 

 いつも いつも

 やさしい おかおを しているんだもの。

 いつも いつも

 たのしい って

 ふんわり ふんわり

 ほほえんで いるんだもの。

 うれしい って

 ほんわり ほんわり

 ほほえんで いるんだもの。

  

 きっと

 お菓子さんの なかには

 しあわせさんが いっぱい

 はいって いるんだね。

 よろこびさんも いっぱい

 はいって いるんだね。

 

 お菓子

 お菓子

 

 お菓子 って

 ほんとうに すごいなぁ。

 お菓子 って

 ほんとうに すてきだなぁ。

 

 ぼくの お菓子を

 せかいじゅうの みんなに

 わけて  あげたいなぁ。

 

 せかいじゅうが

 お菓子で

 

 いっぱいに

 いっぱいに

 

 なると いいなぁ。

 

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