空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

あさひの なかに いるみたい

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 あさひの なかに 

 いるみたい。

 

 お花さんと

 おはなし していたらね。

 きっと

 お花さんたちの おはなしが

 まっさらで とても とても

 きれい だからだね。

 まっさらな おこえが とても とても

 きれい だからだね。

 

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 すずめさんの おうたを

 きいて いたらね。

 だって

 すずめさんたちの おうたが

 とーっても きれいで

 いつも いつも

 まっさら なんだもの。

 もしかしたら

 すずめさんたち、

 天の 泉で

 まいにち まいにち

 みずあびを しているのかしら。

 天の 野原で

 まいにち まいにち

 眠って いるのかしら。

 

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 じてんしゃさんに 

 のって いたらね。

 だって

 道さんも でんしんばしらさんも

 おうちさんに ゆうびんポストさんに しんごうきさんも

 うまれたて みたいに

 まーっさらで きれいに きれいに 

 みえるんだもの。

 みちばたの 草さんたちも

 いしころさんたちも こびとさんたちも

 おはよう! って

 まっさらな えがお

 てを ふって くれるんだよ。

 きっと

 じてんしゃさんの こころが

 とても とても

 きれい だからだね。

 だから ピカピカー って

 ひかって いるんだね。

 

 お星さまを みていても

 お月さまを みていても

 あさひの なかに 

 いるみたい なんだ。

 だって

 ぼくの なかが

 きよらかな ひかりで

 いっぱいに なって、

 うまれたて みたいに 

 きれいな きもちで

 いっぱいに いっぱいに なるんだもの。

 まっさらな きもちで

 いっぱいに いっぱいに なるんだもの。

 

 いつも いつも

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 ずーっと ずーっと

 あさひの なかに

 いるみたい。

 

 きっと

 みーんな みーんな。

 きみも、ぼくも、まわりも、

 このせかいの

 みーんな みーんな。

 とても とても

 きれい だからだね。

 

 うまれたて みたいに

 うまれたて みたいに

 

 すごーく すごーく

 きれい だからだね。