空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

小鳥さんの おはなし

 こんにちは!

 ぼくは 小鳥です。

 

 おうたを うたうのが

 だいすき なのです。

 

 いろーんな みんなの こころを

 うたって いるんだよ。

 

 エントツさんの こころも

 うたうんだ。

 エントツさん、

 とーっても まっすぐな こころで

 生きているの。

 だから ぼくも

 まーっすぐな こころで 

 おうたを うたうのです。

 そうしたらね、ものすごーく

 うつくしい うつくしい おこえが

 でてくるの。

 

 いしころさんの こころも

 うたうよ。

 いしころさんはね、

 ほんとうに きれいな こころで

 生きているんだよ。

 うたっていると、ぼく

 とっても きれいな こころに なって

 ぼくの なかに たーくさんの

 お星さまが かがやくのです。

 

 こいぬさんの こころは

 ほんとうに げんきなの。

 だから

 すごーく げんきな おうたを

 うたうんだ。

 そうしたらね、ぼくも 

 ものすごーく げんきに なって

 虹さんの ゆうえんちや

 お月さまの おにわまで

 とべちゃったの。

 このあいだなんて

 かみなりさまの おうちまで 

 とんでいって しまったんだよ。

 でも、かみなりさまは

   おいしい パインジュースでも いかが?

 って にっこり してくださったの。

 どうやら、かみなりさまは パイナップルが 

 だいすき らしいよ。

 

 こねこさんの こころは

 すごーく やわらかいの。

 やわらかくって やわらかくって

 とけて しまうほどにね。

 なので、ぼく

 ものすごーく やわらかい

 ほわほわの おうたを うたうのです。

 そうしたらね、

 まわりも このせかいも

 しあわせそうに にっこり しながら 

 ねむっちゃったの。

 うたっている ぼくまで いっしょに

 ねむっちゃったの。

 

 それからね それからね。

 そんな みんなの こころの おうたを 

 神さまたちに きいて もらうんだよ。

 

 うつくしい うつくしい

 いろーんな  みんなの

 こころの おうたをね。

 

 だって

 神さまたち

 とても とても うれしそうに

 きいて くださるんだもの。

 

 やさしい おかおで

 ほんとうに うれしそうに

 きいて くださるんだもの。

 

 きっと、神さまたち って

 みんなの こころの おうたを

 きくのが だいすき なんだね。