ホットミルクは
魔法の のみもの
ミルクの においに
こどもに もどる。
あったかい カップを
りょうてで つつむと
だまって わたしを
あたためて くれて、
しっかり あたためると
あんしん したように
つめたく なっています。
あったかさで いっぱいに なった わたしは
ありがとう って つぶやいて、
てのひらで カップを つつんで あげました。
冬の雲は
とても やさしい
天使が 描いたのです。
まっ白な あったかい こころで
あっちにも こっちにも
ふわふわの 綿を
とっても たのしそうに
描いて ゆきます。
いっぱいに ひろがった 雲は
空の おふとんです。
ぐっすりと 眠る たびに
すこしづつ すこしづつ
なって ゆくのです。
ひかり かがやく
春の 空に!
小鳥の メイは
はしるのが だいすきです。
わたしも はしれるよ って
ほら、
みて みて! って
コッ コッ コッ と
ささやく ような
音を たてながら
ゆかの うえを
いっしょうけんめい はしります。
ときどき つまづいても
こっち、
みて みて! って
とっても たのしそう。
ほんとうに うれしそう。
すふれと おんなじだよ。
すふれのこと だいすきだよ! って
いって くれます。
ちいさな からだを
いっぱい つかって!
すき! って いったら
こころの なかに
とっても きれいな お花が ひとつ
パッと 咲きました。
みんな だいすき! って いったら
パッ パッ パッ と 咲いて
お花ばたけに なります。
まわりに あるもの ぜーんぶ
とっても とっても すき! って いったら
あふれるように 咲いて
こころの なかも からだの なかも
お花の あかるさで
まぶしい くらいに いっぱいに なって
お日さまが やさしく やさしく
つつんで くれるのです。
おさない子を
そおっと そおっと
だきしめる ように。