空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

おくりもの

さむく なると 木さんたちは うれしそうに 葉っぱを おとします。 山の こぎつねさんや こうさぎさんの あしが つめたく ないように みんなが げんきに あそべる ように、と たくさん たくさん 葉っぱを おとして いるのです。 さむく なると 木さんたちは …

みんなで いっしょに

パンを やいたら おうちが ふっくら してきます。 パンと いっしょに ふっくらと。 やさしい きもちで ふっくらと。 パンを やいたら おうちが にっこり わらいます。 パンの においで にっこりと。 しあわせ だなって にっこりと。 さあ さあ みんなで たべ…

木の実

木の実は ブローチ イヤリング です。 木さんたちの ブローチ イヤリング です。 木さんたちが おめかし したくって たくさん つけて わらってる。 すてきでしょ って わらってる。 風さんたちが ゆらゆら ゆらしてる かわいいね って ゆらしてる。 日ざしさ…

ふしぎだね

北風さんが ふいたらね。 やさしい こころが うまれたよ。 お花が フワッと 咲くように ぼくの なかに うまれたよ。 北風さんが ふいたらね。 あったかい こころが うまれたよ。 あかりが パッと つくように ぼくの なかに うまれたよ。 北風さんが ふいたら…

ぼくは じてんしゃ

おはよう! ぼくは じてんしゃ です。 まいにち まいにち とっても たのしいのです。 お花の みちや 並木の みちを はしるとね。 小鳥たちが うたって くれます すてき だね って。 ぼくは うれしく なって チリン チリン って いっしょに うたうのです。 海…

あしたも げんきで

ゆうぐれに なると すずめさんたちが まどべに やってきて しずかに しずかに おしゃべりを はじめるのです。 チュル チュル チュル チュル ほら、夕焼け だよ。 きれい だね。 あしたも げんきで いようね って。 おたがいを たいせつに するような とって…

小鳥さん

小鳥さんは あかるいな。 あかるい おかおで わらってる。 お花さん みたいに わらってる。 小鳥さんは あかるいな。 あかるい お花さんの おともだちね。 おともだちが たくさん いるんだね。 小鳥さんは あかるいな。 おこえも あかるく ひかってる。 宝石…

ひなたぼっこ

ひなたぼっこを しているよ。 秋の 小道の かたすみで バッタと 小石が ならんでね。 そおっと そおっと よりそい あって。 ひなたぼっこを しているよ。 秋の 小道の かたすみで スズメと お花が ならんでね。 おち葉と 木の実も ならんでね。 ふんわり ふ…

木の おてがみ

ぼくたち 木は 秋に なると おてがみを かくのです。 春に もらった うれしさを 夏に もらった たのしさを 生きものたちと あそんだ よろこびを。 お空にも お日さまにも みんなにも よんで もらいたくて。 こんなにも うれしかった って こんなにも たのし…

うさぎ

ん? いま、 すてきな こと いったでしょ。 ちゃーんと きこえたよ。 だって ぼくは うさぎ ですから。 すてきな 音なら なんでも きこえるのです。 お花さんたちの しあわせそうな つぶやきも 小鳥たちさんの かわいい 寝ごとも 天使たちさんの きよらかな …

小鳥の あいさつ

ぼくは 小鳥 です。 あいさつを するのが だいすき なのです。 朝は のぼってくる お日さまに いちばんに あいさつを します。 だから とーっても 早おき なんだよ。 お日さまも ぼくの あいさつが たのしみ なんだって。 お花さんにも あいさつを します。 …

虫さんたちの おんがく

虫さんたちが おんがくを しています。 きれいな きれいな おんがくを しています。 いしころさんたちが おきゃくさま です。 清い こころで きいています。 でんしんばしらさんも おきゃくさま です。 まっすぐな こころで きいています。 どちらも りっぱ…

星さんたちの おしゃべり

星さんたちが おしゃべり しているよ。 みんなで キラキラ ひかりながら とっても キレイな おこえでね。 キレイ キレイ きみ って キレイ と、みんなで ほめあって いるよ。 星さんたちが おしゃべり しているよ。 みんなで ピカピカ ひかりながら とっても…

風の 絵

ぼくは 風 です。 絵を かくのが だいすき なのです。 ひろーい ひろーい まっ青な お空を あっちへ こっちへ かけめぐり ながら かくのです。 うれしい きもちは ぐるぐる って かいて よろこびの きもちは スーッ スーッ って かいて しあわせな きもちは …

風を うけて

風を うけて ひとみを とじたら ぼくは 鳥に なる。 風の よろこびと いっしょに 空へ まいあがる。 よろこび そのものに なって 空へ まいあがる。 風を うけて ひとみを とじたら ぼくは 鳥に なる。 風の うれしさと いっしょに 空で ダンスを する。 う…

鈴は いつも とっても ごきげん なのです。 そっと ふれた だけで チリ チリ コロ コロ と すぐに わらいます。 鈴に うまれて よかった って うれしそうに わらってる。 たのしそうに わらってる。 しあわせそうに わらってる。 星が わらって いるみたい。…

空まで あるいて

おおきく てをふり あるいたら 空まで あるいて いけそう なのです。 こころも はずんで かけだすよ。 まえへ まえへ と かけだすよ。 からだも うたを うたいだす。 たのしい うたを うたいだす。 おおきく てをふり 歩いたら 風も いっしょに ついてくる。…

トンボ

おはよう! ぼくは トンボ です。 こころも からだも かるーい トンボ なのです。 かるくて かるくて 空気じゃ ないかと おもうくらい です。 だから いつも いつも とっても さわやかな ここち なんだよ。 旅を するのも だいすき です。 フッと おもいたっ…

ヨット

ぼくは ヨットです。 まっ白な 帆を まっすぐに たてて 走ります。 空の 神さまも 海の 神さまも やさしく ほほえむ なかを。 クラクラ するほど 透きとおった 青の なかを。 風が ふくと こころは 夢で はちきれ そうになり、 あふれる 陽ざしに からだは …

さかなの あかちゃん

さかなの あかちゃん みつけたよ。 うつくしい 川の ほとりでね。 せんせいの 水と いっしょに たのしそうに たのしそうに みんなで 泳ぐ れんしゅうを しています。 さかなの あかちゃん みつけたよ。 ちいさな 川の ほとりでね。 びっくり したような まん…

夏の雲

夏の雲は きれい だな。 こころの 底から まっ白 なんだね。 夏の雲は わらってる。 たのしい ことで いっぱい なんだね。 うれしい ことで いっぱい なんだね。 夏の雲は きもちよさそう。 まっ青な 空の なかを りょうてを ひろげて おもいっきり のびのび…

手花火

手花火を したら アリさんたち みてるかな。 夜が お花を 咲かせたよ って ニッコリ しながら みてるかな。 手花火を したら スズメさんたち みてるかな。 夜から 宝石が うまれたよ って うっとり しながら みてるかな。 手花火を したら のら猫さんたちも …

雨で すっかり きれいに なったから 空が おめかし しています。 天使たち から もらった なないろの リボンを つけて。 雨で すっかり きれいに なったから 空が 「ありがとう」 と 雨に てがみを かいて います。 天使たちが つくった なないろの うつくし…

ひとみを とじたら

ひとみを とじたら おかあさんの やさしい おかおが うかぶよ。 犬の シロが しっぽを ふって いるのもね。 ひとみを とじたら まっ青な 空が からだの なかに ひろがって ともだちの たのしい えがおが うかぶよ。 そしてね そおっと ひとみを あけたら お…

セミ

おはよう! ぼくは セミです。 地上に やっと でて これたのが うれしくて うれしくて うたっています。 空だよ 空だよ 空が みれて うれしいな。 風だよ 風だよ 風に ふかれて うれしいな。 光だよ 光だよ 光に つつまれて うれしいな って。 だいすきな 夏…

小鳥の こころ

小鳥の こころは 朝の こころです。 いつも まっさらな きもちに あふれていて であうたびに 「おはよう」「おはよう」 って あいさつを してくれます。 小鳥の こころは 朝の こころです。 きれいな お水で あらった ような はじめて ものを 見る ような い…

三日月さま

三日月さまが おはなしを しています。 かわいい きれいな おはなしを。 星たちは こころを かがやかせ 耳を すまして きくのです。 おれいに キラキラ きらめいて パチパチ はくしゅを しています。 三日月さまが おはなしを しています。 美しい しずかな …

そよ風

そよそよ そよ風 どこから きたの? かわいい お花を みてきた ところよ。 子猫の しっぽも さわって きたの。 小鳥の あかちゃんを そっと つつんで あげたり 子犬の おでこも なでて きたのよ。 そよそよ そよ風 どこへ ゆくの? やさしい きもちに なって…

言葉

言葉が 好き。 とても 好き。 空も 海も 月も 星も 太陽も 山も 川も それから... 木や 花や 生きものたちや まわりの すべての ものも みんな それぞれの 言葉で おはなしを してくれます。 よろこびの きもちを しあわせの きもちを おはなし してくれます…

風鈴

風鈴が うたっています。 風が あそびに きてくれたのが うれしくて。 とても 澄んだ 声なので あたりの 空気は 透きとおって ゆくのです。 風鈴が うたっています。 風と あそんで いるのが たのしくて。 とても あかるい 声なので あたりの 空気は かがや…