チューリップさんが
ならんで 咲いているよ。
うれしそうに うれしそうに
みんなで 手を つないで いるよ。
すてきな ダンスを するのかな。
かわいい おうたを うたうのかな。
これから えんそくに いくのかな。
チューリップさんが
ならんで 咲いているよ。
みんなで お空を みあげながら
たのしそうに たのしそうに
風に ゆれているよ。
ともだちに なれて
よかったね って。
ずーっと ともだちで
いようね って。
チューリップさんが
ならんで 咲いているよ。
うれしそうに うれしそうに
みんなで 手を つないで いるよ。
すてきな ダンスを するのかな。
かわいい おうたを うたうのかな。
これから えんそくに いくのかな。
チューリップさんが
ならんで 咲いているよ。
みんなで お空を みあげながら
たのしそうに たのしそうに
風に ゆれているよ。
ともだちに なれて
よかったね って。
ずーっと ともだちで
いようね って。
お水を のんだらね。
からだの なかに
きれいな 泉が うまれたよ。
きれいな 風も ふきわたったよ。
お水を のんだらね。
耳の なかも きれいに なって
小鳥さんの おうたが
まっすぐに とどくんだ。
そして
きれいな ひとみに なって
空が ますます 透きとおって
青い 宝石 みたいに みえて
世界が とっても とっても
きれいに みえるのです。
だから
ぼくは
だいすきなのです。
お水を
のむのが。
こいのぼりさんが
とても すなおな 顔をして
風に のんびりと なびいています。
旅を してきた 風さんたちの
たのしい おはなしを ききながら
のんびり のんびり なびいています。
こいのぼりさんが
まーるい ひとみを キラキラ させて
青い お空を ながめています。
旅を してきた 雲さんたちの
あかるい おはなしを ききながら
キラキラ キラキラ ながめています。
こいのぼりさんは
風さんたちや 雲さんたちの おはなしで
こころが 夢で ふくらんで
ぷっくら ぷっくら ふくらんで
光の海を およいで います。
まぶしそうに
うれしそうに
ピン ピン と
光を
はねながらね。
おはよう!
みんな 元気 って
すずめさんたちに
てを ふったらね。
朝が キラッと
ひかって くれました。
こんにちは!
いい天気だね って
カラスさんに
てを ふったらね。
昼が パッと
ひかって くれました。
いってらっしゃーい!
いつか 乗せてね って
ながれる 雲さんたちに
てを ふったらね。
お空が フワッと
ひかって くれました。
ありがとう!
きょうも たのしかった って
夕日さんに
てを ふったらね。
ゆうべ が ジーンと
ひかって くれました。
きょうも
わたしは 元気です って
朝日さんに
てを ふったらね。
世界が かがやいて くれたのです。
まぶしいくらいに!
さくら
さくら
なぜ 咲くの。
おさんぽの 犬さんたちに
みせて あげたくて
あかちゃんたちに
みせて あげたくて
咲いて いるの。
みんなの えがおを みれるのが
とても とても しあわせです と
青い お空への 手紙なの。
さくら
さくら
なぜ 散るの。
小鳥さんたちが
枝で あそぶのが うれしくて
こどもたちの かわいい声が
くすぐったくて くすぐったくて
散って いるの。
あふれてくる
よろこびに しあわせに
散って いるの。
そしてね、
やさしい 風さんが
はこんで くれるのです。
よろこびで いっぱいの きもちを
しあわせで いっぱいの きもちを
ひろーく ひろーく
とおくへ とおくへ
はこんで くれるのです。
小鳥さんが
あくびを しました。
ちいさな ちいさな
しゃぼん玉 みたいな
あくび なのです。
ふわふわの こころが
はいって いるのね。
透きとおった こころが
はいって いるのね。
お歌の あかちゃんも
はいって いるみたい。
お空の かけらも
はいって いるのかな。
小鳥さんが
あくびを しました。
ちいさな ちいさな
しゃぼん玉 みたいな
あくびを。
からだの なか
いっぱいに いっぱいに なった
しあわせに。