空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

あかるい 

 みかんが あるだけで

 どうして こんなに

 へやが あかるく なるのでしょう。

 

 お日さまいろに なれて

   とっても うれしいと

 にこにこ わらっていて

 むくと、

 あかるくて せいけつな かおりを

 パッと はなち、

 きよらかな あじ

 ひとくちで あかるい きもちに してくれます。

 

 あかるさの かたまり みたいな みかんは

 きっと、しあわせで いっぱい なのです。

 

 だいすきな だいすきな お日さまに

 しっかり 愛されて きたから!

 

 f:id:sufuretan:20161210053610j:plain

 

 

みて!

 小鳥の メイは

 はしるのが だいすきです。

 

 わたしも はしれるよ って

  ほら、

       みて みて! って

 コッ コッ コッ と

 ささやく ような

 音を たてながら

 ゆかの うえを

 いっしょうけんめい はしります。

 

 ときどき つまづいても

  こっち、

  みて みて! って

 とっても たのしそう。

 ほんとうに うれしそう。

 

  すふれと おんなじだよ。

  すふれのこと だいすきだよ! って

 いって くれます。

 

 ちいさな からだを

 いっぱい つかって!

 

  f:id:sufuretan:20160819043656j:plain

 

 

すき! 

 すき! って いったら

 こころの なかに

 とっても きれいな お花が ひとつ

 パッと 咲きました。

 

 みんな だいすき! って いったら

 パッ パッ パッ と 咲いて

 お花ばたけに なります。

 

 まわりに あるもの ぜーんぶ

 とっても とっても すき! って いったら

 あふれるように 咲いて

 こころの なかも からだの なかも

 お花の あかるさで

 まぶしい くらいに いっぱいに なって

 お日さまが やさしく やさしく

 つつんで くれるのです。

 

 おさない子を

 そおっと そおっと

 だきしめる ように。 

 

 f:id:sufuretan:20161206053807j:plain