バラの 香りの なかにいると
夢の なかに いるみたいです。
きっと
バラが 夢を みているのです。
天国で 咲いている 夢を
天使たちに かこまれている 夢を
神さまに 愛でられている 夢を
この上なく 美しい 夢を。
虹いろの おんがくに
つつまれながら
みているのです。
けっして
醒めない 夢を。
バラの 香りの なかにいると
夢の なかに いるみたいです。
きっと
バラが 夢を みているのです。
天国で 咲いている 夢を
天使たちに かこまれている 夢を
神さまに 愛でられている 夢を
この上なく 美しい 夢を。
虹いろの おんがくに
つつまれながら
みているのです。
けっして
醒めない 夢を。
窓を あけたら
風さんが あそびに きて くれたのです。
青空の においと いっしょにね。
家具さんたちも みーんな
とっても きもち よさそうに
すがすがしい おかおを しています。
窓を あけたら
ひざしさんが あそびに きて くれたのです。
お日さまの においと いっしょにね。
ぬいぐるみさんたちも
みんな とっても うれしそうに
にこにこ にっこり しています。
窓を あけたら
すずめさんたちの かわいい おうたも
あそびに きて くれたのです。
緑の においと いっしょにね。
お部屋の なかは
とっても たのしく なって
家具さんたちも ぬいぐるみさんたちも
あかるい おしゃべりを
ピカピカと はじめるのです。
そとの すずめさんたちと
いっしょにね!
チューリップさんが
ならんで 咲いているよ。
うれしそうに うれしそうに
みんなで 手を つないで いるよ。
すてきな ダンスを するのかな。
かわいい おうたを うたうのかな。
これから えんそくに いくのかな。
チューリップさんが
ならんで 咲いているよ。
みんなで お空を みあげながら
たのしそうに たのしそうに
風に ゆれているよ。
ともだちに なれて
よかったね って。
ずーっと ともだちで
いようね って。
お水を のんだらね。
からだの なかに
きれいな 泉が うまれたよ。
きれいな 風も ふきわたったよ。
お水を のんだらね。
耳の なかも きれいに なって
小鳥さんの おうたが
まっすぐに とどくんだ。
そして
きれいな ひとみに なって
空が ますます 透きとおって
青い 宝石 みたいに みえて
世界が とっても とっても
きれいに みえるのです。
だから
ぼくは
だいすきなのです。
お水を
のむのが。
こいのぼりさんが
とても すなおな 顔をして
風に のんびりと なびいています。
旅を してきた 風さんたちの
たのしい おはなしを ききながら
のんびり のんびり なびいています。
こいのぼりさんが
まーるい ひとみを キラキラ させて
青い お空を ながめています。
旅を してきた 雲さんたちの
あかるい おはなしを ききながら
キラキラ キラキラ ながめています。
こいのぼりさんは
風さんたちや 雲さんたちの おはなしで
こころが 夢で ふくらんで
ぷっくら ぷっくら ふくらんで
光の海を およいで います。
まぶしそうに
うれしそうに
ピン ピン と
光を
はねながらね。
おはよう!
みんな 元気 って
すずめさんたちに
てを ふったらね。
朝が キラッと
ひかって くれました。
こんにちは!
いい天気だね って
カラスさんに
てを ふったらね。
昼が パッと
ひかって くれました。
いってらっしゃーい!
いつか 乗せてね って
ながれる 雲さんたちに
てを ふったらね。
お空が フワッと
ひかって くれました。
ありがとう!
きょうも たのしかった って
夕日さんに
てを ふったらね。
ゆうべ が ジーンと
ひかって くれました。
きょうも
わたしは 元気です って
朝日さんに
てを ふったらね。
世界が かがやいて くれたのです。
まぶしいくらいに!