小鳥さんが
あくびを しました。
ちいさな ちいさな
しゃぼん玉 みたいな
あくび なのです。
ふわふわの こころが
はいって いるのね。
透きとおった こころが
はいって いるのね。
お歌の あかちゃんも
はいって いるみたい。
お空の かけらも
はいって いるのかな。
小鳥さんが
あくびを しました。
ちいさな ちいさな
しゃぼん玉 みたいな
あくびを。
からだの なか
いっぱいに いっぱいに なった
しあわせに。
小鳥さんが
あくびを しました。
ちいさな ちいさな
しゃぼん玉 みたいな
あくび なのです。
ふわふわの こころが
はいって いるのね。
透きとおった こころが
はいって いるのね。
お歌の あかちゃんも
はいって いるみたい。
お空の かけらも
はいって いるのかな。
小鳥さんが
あくびを しました。
ちいさな ちいさな
しゃぼん玉 みたいな
あくびを。
からだの なか
いっぱいに いっぱいに なった
しあわせに。
朝の風 って
なんて すてきな
におい なんだろう!
おはよう!
ぼくは
子馬 です。
走るのが
だいすきなのです。
ぼくが
走りたいって
おもうより 先に
あしが 走り だすんだよ。
ずんずん
ずんずん
先へ 先へ 走り だすので
どんどん うれしく なって
もっと もっと 走りたく なるのです。
はねるのも
とっても すきです。
ぼくが
はねたい って おもうより 先に
ピョンピョン
ピョンピョン
からだが はねるので
どんどん たのしく なって
もっと もっと はねたく なるのです。
もう
うれしくって
たのしくって
お空まで 走って いけそう なんだ。
お日さままで 走って いけそう なんだ。
お空の 神さまも
ここまで 走って おいで って
おっしゃって くれたの。
おもいっきり
走ったり はねたり したあとは、
おともだちの お花さんの そばで
おひるねを します。
お空の 神さまの ところまで
おおきな おおきな 虹のうえを
走っている 夢を みながらね。
春の雨が
ふっています。
しずかに しずかに。
あたりは
ほのかな あまい 香りで
いっぱいに なり
わたしは うっとりと
めを とじるのです。
春の雨が
ふっています
ていねいに ていねいに。
すべての ものを
いとおしむ ように。
わたしは
からだの なかも こころの なかも
すみずみまで うるおって ゆくのです。
春の雨が
ふっています
やさしく やさしく。
おさないこを
そっと つつむように。
わたしは とても 安心して
ほほえむ のです。
春の雨が
ふっています。
天上に 花が
咲きあふれた よろこびに
春の 神さまが
雨を ふらせて います。
このうえなく
うつくしい うつくしい
雨を。
ステップ
ステップ
ラン ラン ラン
ワルツの
ステップ
ラン ラン ラン
こんにちは!
ぼくは
生まれたての
ちょうちょう です。
うれしくって うれしくって
しかたが ないのです。
夢みた とおりに
こんなに きれいな 羽が はえて いるなんて!
こんなに 自由に 飛べるなんて!
だから
ぼくの すがたを
みて もらいたくて
あっちの お花さんへ
こっちの お花さんへ
とおくの とおくの お花さんへ
飛んで いるのです。
お日さまにも
みて もらいたいから
たかーく 飛んだり します。
もう
いそがしくって いそがしくって
たいへん なのです。
葉っぱを いっぱい
たべさせて もらった
おれいも ちゃんと しました。
そうしたらね、
みんな
「おめでとう」って
「よかったね」って
いってくれたの。
それが
とっても うれしくて
みんなに しあわせの ダンスを
みて もらうのです。
ステップ
ステップ
ラン ラン ラン
ひかりと いっしょに
ラン ラン ラン
ワルツの
ステップ
ラン ラン ラン。
ぼくたち
小鳥は うたうのです。
野に咲く 花の こころでね。
風に ふかれている
ここち よさを。
陽ざしに つつまれている
ここち よさを。
ぼくたち
小鳥は うたうのです。
きれいな 水の こころでね。
透きとおって ゆく ここち よさを
流れて ゆく ここち よさを。
ぼくたち
小鳥は うたうのです。
まっ青な 空の こころでね。
晴れわたって ゆく
ここち よさを。
光に あふれて ゆく
ここち よさを。
ぼくたち
小鳥は うたうのです。
うたって いるのが
たのしいな! って。
うれしいな! って。
みなさん
ようこそ アフリカへ。
ぼくは
キリンです。
お空を ながめるのが
だいすき なのです。
いつも いつも
ながめて いるから
こんなに 首が ながーく なったのかな。
お空を ながめて いると
おだやかで 澄んだ きもちに なります。
きっと、
どこまでも ひろーい からだね。
どこまでも たかーい からだね。
どこまでも あおーい からだね。
ぼくは
お日さまの においの なかを
ゆっくり ゆっくり あるきます。
とおくの 景色を ながめながら。
とおくの 音を ききながらね。
するとね、
夢みるような きもちに なってきて
のんびりした きもちに なってきて
とっても とっても
やさしい きもちに なって くるのです。
風が ひかる
風が ひかる
木たちが たのしさに
そよぐ ときに。
花たちが うれしさに
そよぐ ときに。
風が ひかる
風が ひかる
小鳥たちが よろこびに
はばたく ときに。
雲たちが あしたに
旅立つ ときに。
風は よろこびながら
風は たのしみながら
はてしない まっ青な 空を
どこまでも どこまでも
かけぬけて ゆくのです。
ひかる
ひかる
風が ひかる。
空が ひかる。