空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ふゆの  すずめ

 ふゆの

 すずめは

 うれしいのです。

 ひざしに

 春が みえるから

 春の こころが みえるから

 だから げんきに あそびます。

 

 ふゆの

 すずめは

 たのしいのです。

 風の おとに

 春の うたが きこえるから

 春の よろこびが きこえるから

 だから げんきに うたいます。

 

 ふゆの

 すずめは

 しあわせ なのです。

 お空の なかに

 春の くにが みえるから

 春への とびらが みえるから

 だから げんきに とぶのです。

 

 そんな すずめたちを

 春が にっこり しながら みています。

 お空の うえでは

 ひかりさんたちと

 お山の うえでは

 やまびこさんたちと

 お屋根の うえでは

 天使さんたちと、 そして そして

 おにわの すみでは

 こびとさんたちと

 にこにこ にっこり みています。

 

 はやく はやく いっしょに

 あそびたいなぁ って。

 いっぱい いっぱい

 みんなと うたいたいなぁ って。

 

 かわいい かわいい

 おめかしを しながらね。

 

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