空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

にっこりカメラ

 ぼく

 にっこりカメラを

 もってるの。

  

 ぼくの

 こころの なかにね。

 

 どんなの って?

 あのね、

    ぼくが だいすき って

 にっこり わらったらね。

 ぼくの こころの なかに うつる

 とーっても ふしぎな ふしぎな

 カメラ なんだ。

 

 このあいだね、

 おとしよりに なった いぬさんが

 ゆっくり ゆっくり

 いっしょうけんめい あるいて いたの。

 もう かわいくって かわいくって。

 ぼく、だいすき って

 にっこり わらったのです。

 

 そうしたらね。

 ぼくの こころの なかの

 にっこりカメラに うつっていて

 いまでも はっきり みえるんだ。

 

 そのときの

 じてんしゃさんの ごきげんな おうたも

 そよ風さんの やさしい おはなしも

 海さんの 青い においや

 お空の すみれ色の におい まで

 うつって いるんだよ。

 すてきでしょ!

 

 それに、ぼくの にっこりカメラは

 小鳥さんの きれいな ゆめも

 お花さんの かわいい おじぎも

 いしころさんたちの

 しあわせそうな ねがおや

 こびとさんたちが かなでている

 すてきな おんがくも うつるの。

 

 そして そして

 お星さま たちの

 きれいな きれいな おはなしも

 お月さまの

 うつくしい うつくしい こもりうたも

 神さまたちの 

 やさしい やさしい えがお

 うつるのです。

 

 だって

 ぼくの こころの なかで

 いまでも ちゃーんと

 みえるんだもの。

 きこえるんだもの。

 かんじるんだもの。

 

 きっと

 ぼくの にっこりカメラは

 いろーんな みんなが

 だいすき なんだね。

 

 この世界が

 だいすきで だいすきで

 しかたが ないんだね。

 

 だから

 ぼくの こころの なかには

 すてきな しゃしんが

 いっぱい はいって いるんだね。

 

 あふれるくらいに

 いっぱい いっぱい

 はいって いるんだね。

 

 ぼくの

 にっこりカメラが

 うつして くれた

 

 やさしくって 

 あったかくって

 

 うつくしい

 うつくしい

 

 この世界、がね。 

 

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