空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

おかあさん

 おかあさんが

 おそうじ してる。

 

 たのしそうに たのしそうに

 おそうじ してる。

 

 天の おくにの おうちを

 おそうじ している みたいにね。

 だって、おうちも おかあさんも

 とっても うれしそうに

 ピカ ピカッ って ひかって いるんだもの。

 まぶしい くらいに

 ピカ ピカッ って ひかって いるんだもの。

 

 それに、おかあさんが

 おりょうり しているとね

 天の おくにの おだいどころ みたい なんだ。

 だって、おさらさんも コップさんも

 おなべさんや フライパンさんも

 おだいどころの みーんなが

 キラ キラッ って かがやくんだもの。

 宝石 みたいに

 キラ キラッ って かがやくんだもの。

 

 それからね、

 おかあさん って とっても とっても

 たのしそうに おうたを うたうの。

 天使さんたちと うたっている みたいに

 きれいな おかおで おうたを  うたうの。

 まっ青な お空を ながめながら

 ほんとうに ほんとうに しあわせそうにね。

 

 お庭の いしころさんたちも こびとさんたちも

 いっしょに うたい だすんだよ。

 かわいい おこえで にこにこ にっこり

 うたい だすんだよ。

 きっと、おかあさんの おうたが

 だいすき なんだね。

 おかあさんを だいすきで  だいすきで

 しかたが ないんだね。

 

 だいすきな だいすきな

 ぼくの おかあさん。

 

 きっと、

 おかあさんも

 ぼくを だいすきだ。

 

 だって

 天の こどもを みている みたいに

 まぶしそうに ほほえんで くれるんだもの。

 

 やさしく やさしく

 ふんわり ふんわり

 

 ほほえんで くれるんだもの。

 

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