空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

寒く なったら

 寒く なったら

 セーターさんの げんきが

 いっぱい でてくるよ。

 ふわぁっと いっぱい いっぱい でてくるよ。

 きっと

 みんなを つつんで あげれるのが

 とっても とっても うれしいんだね。

 

 寒く なったら

 マフラーさんも てぶくろさんも

   げんきが あふれてきて

 ますます ふわふわ ふんわり してくるよ。

 きっと

 みんなを まもって  あげれるのが

 うれしくて うれしくて しかたが ないんだね。

 みんなと おでかけ するのが

 たのしくて たのしくて しかたが ないんだね。

 

 寒く なったら、

 みんなの えがお

 もっと もっと ふわふわ ふんわり

   やさしく なる。

 もっと もっと ふわふわ ふんわり

 あったかく なる。

 きっと

   やさしい こころが ますます

 やさしく なるから なんだね。

 あったかい こころが ますます

 あったかく なるから なんだね。

 だって

 お庭の こびとさんも にこにこ しながら

 いしころさんを だんろで あっためて あげてたし。

 あったかーい スープも こしらえて あげてたもの。

 

 バッタさんも ちょうちょうさんも

 あまがえるさんも どんぐりさんも

 いっしょに テーブルを かこんでいたよ。

 みんなで おうたも うたって

 ほんとうに ほんとうに たのしそう だった。

 

 きっと

 寒く なったら

 せかいじゅうの ふわふわさんの げんきが

 たくさん たくさん でてくるんだね。

 

 せかいじゅうが ふわふわの やさしさで いっぱいに。

 ふわふわの あったかさで

 ふわふわの しあわせで

 いっぱいに いっぱいに なるんだね。

 

 もしかしたら

 もしかしたら

 みんなの こころの なかに

 ふわふわの 春の あかちゃんが

 ふんわり ふんわり

 うまれて いるのかも しれないね。

 

 そおっと そおっと

 うまれて いるのかも しれないね。

 

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