空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

てぶくろさんを はめたらね

 てぶくろさんを

 はめたらね。 

 

 ぼく、おかあさんと 

 てを つないでいる ここちになるの。

 あったかーくって やわらかい やわらかい

 おかあさんの てと つないでいる ここちにね。

 

 そうしたらね、

 ほんわり ほんわりの きもちに なって

 にこにこ にこにこ してしまうんだ。

 みんなに

 こんにちは! って

 あいさつを したくなるんだ。

 

 てぶくろさんを

 はめたらね。

 

 ぼく、とっても とっても

 あんしん するの。

 だって、

 おとうさんと てを つないでいる

 ここちに なるんだもの。

 あったかーくって おおきな おおきな

 おとうさんの てと つないでいる ここちにね。

 だから、

 どこへだって 行けるし

 とおくまで 走れるの

 げんきに げんきに 走れるの。  

 

 そして そして

 

 やさしい 神さまと

 てを つないでいる

 ここちにも なるのです。

 あったかーくって やさしい やさしい

 神さまの てと つないでいる ここちにね。

 

 そうしたらね、

 ふんわりの やさしい きもちに なって

 みんなを

 もっと もっと だいすきに なるの

 もっと もっと だいじにしたく なるの。

 

 それからね

 それからね

 

 こぐまさんに なった

 ここちも するんだよ。

 

 かわいい こぐまさんに なって

 お山の なかで

 うさぎさんや りすさん

 いしころさんや こびとさんと

 ひなたぼっこを している ここちにね。

 

 だって、

 てぶくろさんって

 お山の においが するんだもの。

 あったかーい あったかーい

 お山の においが するんだもの。

 

 てぶくろさんを

 はめているだけで

 ぼくは もう、しあわせで いっぱい!

 あふれるくらいに いっぱい!

 

 てぶくろさん って

 てぶくろさん って

 ふしぎだね。

 

 ほんとうに ほんとうに

 すてきだね。

 

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