空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

じ の れんしゅう

 ぼく

 じ の れんしゅう

 したよ。

  

 いっしょうけんめい

 れんしゅう したよ。

 

 まーっしろな 

 ノートさんと いっしょにね。

 

 空 空 空 って

 いくつも いくつも かいたらね。

 ぼくの なかに

 まっ青な お空が ひろがったの。

 そうしたら、ぼくが

 まっ青な お空に なって

 宇宙さんと てを つないで いたんだよ。

 

 海 海 海 って

 なんども なんども かいたらね。

 ぼくの なかに

 海さんの においが あふれて、

 波の おとまで きこえて きたの。

 ヒトデさんや タツノオトシゴさんと

 のんびり おさんぽを したり、

 ワカメさんたちや ウニさんたちと

 たのしい ダンスも したのです。

 

 花 花 花 って

 たくさん たくさん かいたらね。

 ぼくの なかに

 お花さんが いっぱい 咲いて

 お花さんの においで

 いっぱいに なっちゃったんだ。

 おへやの なかも

 おうちの なかも

 あまーくって きれいな きれいな

 お花さんの においで いっぱいに なって

 天の お国に いる みたいに なったの。

 

 小鳥 小鳥 小鳥 って

 いっぱい かいたら

 どうなったと おもう?

 あのね、

 ぼく、小鳥さんに なってたんだよ。

 そして

 ぼくの なかに

 うつくしい おうたが あふれてきて

 まどべの すずめさんたちと うたってたの。

 すてきでしょ!

 

   それからね。

 太陽 太陽 太陽 って

 いーっぱい かいたらね。

 ぼくの なかに

 ひかりが あふれてきて

 せかいじゅうが

 まぶしい くらいに かがやいたんだ。

 きっと、ぼく

 お日さまに なってたんだね。

 

 そして

 そして

 

 愛 って

 いっぱい かいたらね。

 

 愛 愛 愛 って

 いっぱい いっぱい

 かいたらね。

 

 こころの なかも

 からだの なかも

 やさしさで あったかさで

 いっぱいに なったの。

 まわりも

 このせかいも

 やさしさで あったかさで

 いっぱいに なったの。

 

 ノートさんも

 すごーく よろこんで

 ピカピカ ピカピカ わらってたよ。

 うれしいなぁ って

 しあわせだなぁ って

 ピカピカ ピカピカ わらってたよ。

 

 じ の れんしゅう って

 たのしいね。

 ほんとうに ほんとうに

 たのしいね。

 

 もっと もっと

 じ の れんしゅうを

 したいなぁ。

 

 だって

 なんにだって なれるんだもの

 どこへだって ゆけるんだもの。

 

 このせかいを

 もっと もっと

 だーいすきに なるんだもの。