空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

せんせいが いっぱい!

 あのね、

 ぼくには

 せんせいが いっぱい いるの。

 

 とーっても

 すてきな せんせいたち、がね。

 

 お花さんは

 こくごの せんせい なんだよ。

 お花さんを みているだけで

 いろーんな うつくしい ことばが

 ぼくの なかに

 うまれてくるの。

 とーっても きれいな においの する

 うつくしい うつくしい 

 ことばが たーくさんね。

 

 ダンゴムシさんは

 たいそうの せんせい なの。

 くるるん って まあるく なって

 ころがる たいそうなの。

   こうやって まあるく なるとね、

   どこまでも ころがって ゆけるし、

   いろーんな みんなと

   なかよしに なれるんだよ。

 って 

 ダンゴムシさんが おしえて くれたの。

 

 おしゃべりの せんせいはね

 小鳥さんたち なのです。

    ぼくたち 小鳥は

    ありがとう! の きもちで

    おしゃべり しているんだよ。

 って

 うれしそうに わらってたの。

 そうかぁ! だから

 小鳥さんたちの おしゃべり って

 とっても かわいくって

 ものすごーく きよらか なんだね。

 

 えがおの せんせいはね、

 あっちこっちで わらってる

 しんごうきさん なんだよ。

 あかや きいろや みどりの えがお

 ニコニコ ニッコリ

 チカチカ チッカリ

   きょうも おげんきで!

 って

 みーんなに やさしく わらってるの。

 なので、ぼく

 まいにち まいにち

 いっしょうけんめに

 れんしゅうを しているのです。

 

 カタツムリさんや みみずさんはね、

   こころを こめて かけっこすると

   とーっても たのしいんだよ。

 って、おしえてくれたの。

 なので、ぼく

 こころを こめて かけっこ したの。

 そうしたら

 もう、たのしくって たのしくって

 こころも からだも

 まぶしいくらいに かがやいたのです!

 

 ね、

 みーんな すてきな

 せんせい でしょ!

 

 みーんな みーんな

 このせかいの みーんな みーんな

 とーっても やさしくって

 ものすごーく たのしい

 ぼくの

 せんせい なのです。

 

 あぁ

 ぼくは なんて

 しあわせ なのでしょう!