空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

やさしい おはなし

 やさしい おはなし

 やさしい おはなし

 

 日ざしさんの おはなし って 

 やさしいね。 

 あったかーい こころの おくにの

 おはなしを してくれる。

 あったかーい  おこえで

 あったかーい おはなしを

 ニコニコ ニッコリ してくれる。

 

 そよ風さんの おはなしも

 やさしいんだよ。

 おだやかな こころの おくにの

 おはなしを してくれるよ。

 しずかな おこえで

 しずかな おはなしを

 サヤサヤ サヤリン

 うれしそうに してくれるよ。

 

 雨さんの おはなしも

 とーっても やさしいの。

 きよらかな こころの おくにの

 おはなしを してくれるんだもの。

 すきとおった 

 うすみずいろの おこえで

 きよらかな おはなしを

 キラキラ キラリン

 きもちよさそうに してくれるんだもの。

 

 うさぎさんの おはなしも

 バッタさんの おはなしも

 あまがえるさんや みみずさんの おはなしも

 すごーく すごーく やさしいんだよ。

 たのしい こころの おくにの

 おはなしを いっぱい いっぱい

 してくれる。

 もう たのしくって たのしくって

 ぼく、

 ぴょん ぴょん しちゃうの。

 お空の 雲さんまで 虹さんまで

 ぴょん ぴょん しちゃうの。

 

 それからね

 それからね

 

 いしころさんの おはなし って

 どんな おはなし だと、おもう?

 あのね、

 お菓子さんの おくにの

 おはなしを してくれるの。

 きいている だけで

 あまーい きもちに なって、

 あまーい あまーい きもちで

 ねむれるんだよ。

 すてきでしょ! 

 そういえば

 いしころさん って

 あまーい においが するなぁ...

 もしかしたら

 いしころさん って

 ずーっと ずーっと まえは

 お菓子さん だったのかしら。

  

 そして

 お星さまの おはなし も

 お月さまの おはなしも

 ほんとうに やさしいの。

 きよらかな こころの おくにの

 うつくしい こころの おくにの

 おはなしを してくれる。

 ぼくの こころも からだも

 まぶしい くらいに

 かがやく ほどにね。

 

 やさしい おはなし

 やさしい おはなし

 

 きっと

 ぼくの まわりも

 みんなの まわりも

 やさしい おはなしで

 いっぱい なんだね。

 

 この世界は

 やさしい おはなしで

 あふれるくらいに

 いっぱい なんだね。