空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ぼくが ちょうちょうさんに なったらね

 ぼくが

 ちょうちょうさんに なったらね。

 おかあさんの かみに とまって

 リボンに なって あげたいな。

 そうしたら

 ますます すてきに なるよ。

 ますます きれいに なるよ。

 きっと

 おかあさん、

 フンワリ ニッコリ するよ。

 

 ぼくが

 ちょうちょうさんに なったらね。

 おとうさんの むねに とまって

 すてきな メダルに なりたいな。

 だって

 おとうさんの あくび って

 ものすごーく おおきいんだもの。

 ライオンさん みたいに

 ものすごーく かっこいいんだもの。

 

 それから それから

 でんしんばしらさんの

 おでこに とまって

 アンテナさんに なるのも いいな。

 いろーんな えがおを うけとめる

 アンテナさんにね。

 そうしたら

 みんなの ところへ

 たくさんの いろーんな えがおが とどくね。

 でんきさんと いっしょに

 やさしい えがおさんが

 どんどん どんどん とどくね。

 きっと、でんしばしらさんも 

    うれしいなぁ!

 って よろこぶよ。

  

 おにわの ジョウロさんには

 おれいの ダンスを するの。

   いつも お花さんたちに お水を

   あげてくれて ありがとう!

 の おうたを うたいながらね。

 そうしたら、ジョウロさんも いっしょに

 おうたを うたって くれるかしら。

 みずいろの おこえで

 きれいな おうたを

 うたって くれるかしら。

 

 みみずさんには

 お花さんの みつを のませて あげたいな。

 そうしたら

 みみずさん、びっくり するだろうなぁ。

   わぁ! おいしいなぁ!

   天の おくにの

   ジュース なの?

 って びっくり するだろうなぁ。

 きっと、お花さんたちも

   ありがとう!

 って よろこぶと おもうんだ。

 

 ぼくが

 ちょうちょうさんに なったらね。

 あっちへ とんだり

 こっちへ とんだり

 いろーんな みんなに あいに いきたいな。

 このせかいの

 ぜーんぶの いろーんな みんなにね。

 

 そして そして

 みんなに えがおを はこぶのです。

 うれしい きもちを

 しあわせな きもちを

 たくさん たくさん はこぶのです。

 

 天の 神さまたちから いただいた

   みんな だいすき!

 の おてがみを そえてね。