空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

おさらさんの おはなし

 こんにちは! 

 ぼくは 

 おさらです。

 

 ぼくね、

 いつも 

 こころが ひらいて いるの。

 

 ひろーい ひろーい

 お空へ パーッと

 あけっぱなし なの。

 

 だからなのかしら

 いつも いつも

 とーっても ここち いいの。

 とーっても しあわせなの。

 

 それにね

 ぼくの おなかの うえに

 たくさんの いろーんな みんなが

 あそびに きてくれるんだよ。

 

 オムレツさんも ハンバーグさんも

 おにぎりさんに たまごやきさんに

 ケーキさんも クッキーさんもね。

 みーんな ぼくと いっしょに わらってるの。

 きっと、みんなに 

   おいしいなぁ!

 って

 よろこんで もらえるのが

 うれしいんだね。

 

 それからね それからね。

 お星さまの きれいな よるには

 神さまたちの おしょくじさんも

 あそびに きてくれるんだよ。

 

 神さまたちの おしょくじ って

 どんなの って?

 光さんたちの きれいな 夢や

 風さんたちの すきとおった 夢や

 音さんたちの うつくしい 夢に

 かがやくばかりの お水さんたちの 夢、なんだよ。

 みんなで ダンスを したり

 おんがく したり

 とーっても たのしそうなの。

 きっと

 ぼくの おなかの うえで

 神さまたちを まっているのが

 うれしいんだね。

 

 おしょくじ って いっても

 神さまたち、

 いろんな 夢さんたちを

 ながめている だけなのです。

 すごーく すごーく しあわせそうに

 すごーく すごーく うれしそうに

 ながめている だけなのです。

 てを あわせて、ありがとう! の

 お祈りも されて いたよ。

 とても とても

 やさしい おかおでね。

 

 こんなふうに

 すてきな すてきな

 いろーんな みんなが

 あそびに きてくれるの。

 もう、しあわせで しあわせで

 ぼくの こころは

 ますます どんどん

 お空へ ひらきっぱしだよ。

 

 それに

 ぼく

 だれとだって

 どんなものとだって

 なかよく なれるんだ。

 

 だって

 みんなを

 このせかいを

 すごーく すごーく

 だいすき なんだもの。

 

 きっと

 こころが お花さん みたいに

 パーッと パーッと

 ひらいて いるからなんだね。