空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ちからさん って ふしぎだね

 ちからさん って

 ふしぎだね。

 

 ほんとうに ほんとうに

 ふしぎだね。

 

 だって

 だいすき! って いったらね、

 ぼくの なかから でてくるんだもの。

 さっきもね、

 ダンゴムシさんに

    だいすき!

 って いったら、

 ものすごーく キラキラの

 ちからさんが ぼくの なかから

 でてきたの。

 そうしたら

 いろーんな ぜーんぶの みんなを

 だいすき! に なって、

 ものすごーい たーくさんの

 あかるい ちからさんたちが

 あとから あとから でてきたの。

 

 ニッコリ わらった ときも

 ちからさんが でてくるんだよ。

 おひさまいろの ちからさんが

 あとから あとから でてくるんだよ。

 まわりも このせかいも

 まぶしくなるほど ピッカピカの

 おひさまいろの ちからさん がね。

 

 おひるねを したあとも

 うすみずいろの やさしい ちからさんが

 いーっぱい でてきたの。

 そうしたらね、

 まわりが うつくしい うつくしい せかいに

 なってたんだよ。 

 きっと

 おひるねさんと ちからさんは

 おともだち なんだね。

 

 やさしい きもちさんとも

 おともだちだよ。

 だって

 やさしい きもちに なったら

 フワフワの さくらいろの

 おおきな おおきな

 ちからさんが でてきたんだもの。

 宇宙を つつめる くらいに

 とーっても おおきな ちからさんがね。

 

 それからね それからね

 あったかい きもちさんとも

 おともだち なの。

 あったかーい きもちに なったら、

 まんまるで かわいい ちからさんたちが

 ポンワリ ポンワリ

 おててを つないで でてきて、

 お花さんたちと

 しあわせの ダンスを してたの。

 

 そして そして

 うれしい きもちさんとも

 たのしい きもちさんとも

 おともだち なんだと、おもうんだ。

 すきとおった うつくしい ちからさんたちが

 おうたを うたいながら でてくるんだもの。

 そして そして

 ずーっと とおくの お山さんまで

 ずーっと ずーっと とおくの 海さんまで

 ビュイーン ビュイーン って

 とーっても うれしそうに

 とんでいって しまったの!

 

 もしかしたら 

 もしかしたら

 

 ちからさん って

 ちからさん って

 

 天の 神さまたちの

 ほほえみ なのかも しれないね。