空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

小鳥さんを てのひらに のせたらね

 ぼくの

 小鳥さんを

 てのひらに のせたらね。

 とっても かるくって

 お空の 雲 みたいなんだ。

 ふわふわの 春の 雲 みたいなんだ。

 

 ぼくの

 小鳥さんを

 てのひらに のせたらね。

 とっても あったかくって

 ひだまり みたいなんだ。

 ほわほわの 春の ひだまり みたいなんだ。

 

 それにね、

 とても とても やわらかくって

 マシュマロ みたいなの。

 春いろの やわやわの

 マシュマロ みたいなの。

 きっと、こころも 春 みたいに

 やわやわ しているんだね。

 

 においも

 ほんとうに やさしいんだよ。

 春の やさしい やさしい

 においが するの。

 春の みどりの あまーい あまーい 

 においが するの。

 

 そしてね、いつも いつも

 しあわせ って

 ほほえんで いるのです。

 春 みたいに ふんわり ふんわり

 ほほえんで いるのです。

 

 小鳥さんが いるだけで

 ぼくの こころも

 とっても やさしく なって

 おへやも とっても やさしく なって

 おうちの なかが やさしさで

 いっぱいに なるのです。

 せかいじゅうが やさしさで

 いっぱいに なるのです。

 

 小鳥さん って

 

 小鳥さん って

 

 夢 みたいだね。

 

 ふわふわの やさしい やさしい

 夢 みたいだね。

 ほわほわの やわらかな  やわらかな

 夢 みたいだね。

 

 きっと、

 春が みている

 夢 なんだね。

            

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