空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

小鳥さん

 小鳥さんは あかるいな。

 あかるい おかおで わらってる。

 お花さん みたいに わらってる。

 

 小鳥さんは あかるいな。

 あかるい お花さんの おともだちね。

 おともだちが たくさん いるんだね。

 

 小鳥さんは あかるいな。

 おこえも あかるく ひかってる。

 宝石 みたいに ひかってる。

 こころが まぶしく ひかってる。

 しあわせです って ひかってる。

 

 お日さまが だいすき なのね。

 あかるい 神さまの おつかい なのね。

 神さまの あかるい おことばで いっぱい なのね。

 

 あかるさで あかるさで

 いっぱい だから 飛べるのね。

 

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ひなたぼっこ

 ひなたぼっこを しているよ。

 秋の 小道の かたすみで

 バッタと 小石が ならんでね。

 そおっと そおっと よりそい あって。

 

 ひなたぼっこを しているよ。

 秋の 小道の かたすみで

 スズメと お花が ならんでね。

 おち葉と 木の実も ならんでね。

 ふんわり ふんわり よりそい あって。

 

 風も すこーし ひとやすみ。

 ベンチの うえで ひとやすみ。

 ひなたぼっこを したくって。

 

 みんな みんな

 ひなたぼっこが だーいすき。

 なかよく するのが だーいすき。

 

 これから みんなで おひるねだ。

 ひざしの 毛布に くるまって

 お日さま にっこり するなかを。

 

 それを みている 神さまたちも

 やさしい きもちに なってきて

 やっぱり ねむたく なるのです。

 

 おだやかな おだやかな

 ほほえむ ような

 秋の 昼まに。

 

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木の おてがみ

 ぼくたち 木は

 秋に なると

 おてがみを かくのです。

 

 春に もらった うれしさを

 夏に もらった たのしさを

 生きものたちと あそんだ よろこびを。

 

 お空にも お日さまにも みんなにも

 よんで もらいたくて。

 こんなにも うれしかった って

 こんなにも たのしかった って

 ありがとう ありがとう

 来年も よろしくね。

 と、かくのです。

 

 あったかーい 赤や 黄いろや オレンジいろで

 ひと葉づつ ひと葉づつ

 こころを こめて。

 

 するとね

 晴れやかな きもちに なってきて

 あかるい きもちに なってきて

 しあわせで いっぱいに なります。

 

 おてがみも ますます

 かがやいて くるのです。

 

 まぶしい くらいにね!

 

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うさぎ

 ん?

 いま、

 すてきな こと

 いったでしょ。

 

 ちゃーんと きこえたよ。

 だって

 ぼくは うさぎ ですから。

 すてきな 音なら

 なんでも きこえるのです。

 

 お花さんたちの しあわせそうな つぶやきも

 小鳥たちさんの かわいい 寝ごとも

 天使たちさんの きよらかな おうたもね。

 

 まわりは すてきな 音で いっぱい!

 もう うれしくて うれしくて

 ピョン ピョン はねて しまうのです。

 

 ひとみも キラキラ してきて

 こころも からだも

 フワフワに なって くるんだよ。

 

 神さまたちの

 しずかな しずかな おしゃべりも

 きこえるよ。

 

 ぼく...

 とーっても うれしい ことを

 きいたの。

 

 あのね、

 神さまたちは みんなのこと、

 ほんとうに ほんとうに

 

 だいすき なんだって!

 

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小鳥の あいさつ

 ぼくは

 小鳥 です。

 

 あいさつを するのが

 だいすき なのです。

 

 朝は のぼってくる お日さまに

 いちばんに あいさつを します。

 だから とーっても 早おき なんだよ。

 お日さまも ぼくの あいさつが

 たのしみ なんだって。

 

 お花さんにも あいさつを します。

 にっこり かわいい えがおを くれるので

 とっても うれしくなって

 おうたまで うたって しまうのです。

 

 木さんにも 風さんにも

 あいさつを します。

 雲さんにも みーんなにもね。

 もう たのしくて たのしくて。

 

 するとね

 こころが パーッと あかるく  なって

 しあわせな ここちに なるのです。

 おこえも すきとおって きて

 きれいに なるみたい。

 すてきでしょ!

 

 そろそろ おやすみの じかんが きました。

 おうちに かえります。

 

 そうだ、

 あいさつを しなくっちゃ。

 

 おやすみなさーい。

 また あしたね!

 

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虫さんたちの おんがく

 虫さんたちが

 おんがくを しています。

 きれいな きれいな

 おんがくを しています。

 

 いしころさんたちが おきゃくさま です。

 清い こころで きいています。

 

 でんしんばしらさんも おきゃくさま です。

 まっすぐな こころで きいています。

 

 どちらも りっぱな おきゃくさま

 りょうてを そろえて きいています。

 

 空には まーるい お月さま、

 星も いっしょに きくのです。

 うつくしい うつくしい こころでね。

 

 虫さんたちが

 おんがくを しています

 ひかり かがやく おんがくを

 夜が やさしく ほほえむ なかを。

 

 金の ビオラ

 銀の ビオラで。

 

 金の こころと

 銀の こころで。

 

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星さんたちの おしゃべり

 星さんたちが

 おしゃべり しているよ。

 みんなで キラキラ ひかりながら

 とっても キレイな おこえでね。

  キレイ キレイ

  きみ って キレイ

 と、みんなで ほめあって いるよ。

 

 星さんたちが

 おしゃべり しているよ。

 みんなで ピカピカ ひかりながら

 とっても かわいい おこえでね。

  かわいい かわいい

  きみ って かわいい

 と、みんなで ほめあって いるよ。

 

 星さんたちが

 おしゃべり しているよ。

 みんなで リンリン ひかりながら

 とっても すきとおった おこえでね。

  たのしい たのしい

  みんなで いると たのしいね

  みんなで いると うれしいね。  

 と、しずかに しずかに よびあい ながら

 やさしく やさしく ほほえみ ながら

 

  キラ キラ

  ピカ ピカ

  リン リン リン

 

 しあわせそうに

 

 しあわせそうに

 

 おしゃべりを

 しているよ。

 

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