空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

赤とんぼさんの おはなし

 こんにちは!

 ぼくは

 赤とんぼ です。

 

 旅を するのが

 だいすき なのです。

 

 あっちの 夕日さん

 こっちの 夕日さんに

 あいたくて 旅を します。

 

 海の 夕日さんはね

 おおきく りょうてを ひろげて

 むかえて くれるんだ。

 潮の かおりが いっぱいで

 むねが キュンと するの。

 

 山の 夕日さんは

 なつかしい おうたを うたって

 むかえて くれます。

 とても すきとおった おこえなので

 やさしい きもちに なるんだよ。

 

 町の 夕日さんは

 ぼくに すてきな 詩を

 よんで くれるの。

 ちょっぴり はずかしそうにね。

 それに、とっても おしゃれさん なんだ。

 

 どの 夕日さんも

 とおい ところから よくきたね って 

 むかえて くれるのです。

 お空が まっ赤に なるほど

 いっぱいの いっぱいの えがおでね。

 

 たくさんの 夕日さんに あうたびに

 ぼくは きれいな きれいな 夕日いろに

 なって ゆくんだよ。

 あったかーい あったかーい 夕日いろに。

 こころまで かがやいて くる 夕日いろにね。

 

 もう うれしくって うれしくって

 ますます 赤ーく なって ゆくのです。

 まぶしい くらいに かがやいて くるのです。

 

 こんなに 夕日さんに

 あいたく なるなんて、

 きっと

 ぼくは 夕日さんの こども なんだね。

 夕日さんは  ぼくの

 おとうさんと おかあさん なんだね。

 

 あぁ、

 なんだか

 ぼく

 夕日さんに

 おつたえ したく なりました。

 

 夕日さん、

 ぼくは とても とても しあわせです。

 ぼくを こんなにも きれいな

 こんなにも あったかい

 夕日いろに してくださって ありがとう。

 これからも なんどでも なんどでも

 あいに きます。

 

 夕日さん、

 ほんとうに ほんとうに

 ありがとう!   

 

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うつくしいなぁ

 雲って

 うつくしいなぁ って

 バッタさんが

 こころを かがやかせて いたらね、

 お水って

 うつくしいなぁ って

 めだかさんが ひとみを

 パチクリ しました。

 

 山って

 うつくしいなぁ って

 エントツさんが

 なつかしそうに ながめて いたらね、

 夕やけ って

 うつくしいなぁ って

  ゆうびんポストさんが

 きれいな ためいきを ついたの。

 

 そしてね、

 おうちの あかりって

 うつくしいなぁ って

 いしころさんが

 おいのり しながら つぶやいたらね、

 お月さまって

 うつくしいなぁ って

 ぬいぐるみさん

 そっと てを あわせたのです。

 

 あっちでも こっちでも

 せかいじゅうの みんなが

 うつくしいなぁ うつくしいなぁ と。

  とても とても しあわせそうに。

 

 そんな みんなの

 いろんな うつくしいなぁ が

 お空に のぼって

 きれいな きれいな お星さまに

 なったんだね。

 うつくしい うつくしい お星さまに

 なったんだね。

 

 きっと、

 お星さまたちも

 ぼくたち みんなを この世界を

 うっとり しながら ながめて いるんだね。

 

 うつくしいなぁ

 ほんとうに ほんとうに

 うつくしいなぁ って。

 

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ひかりの おはなし

 こんにちは!

 ぼくは

 お日さまの こどもの

 ひかりです。

 

 みがくのが

 だいすき なのです。

 

 であうもの であうもの みーんな

 みがきたく なるんだよ。

 たいせつに たいせつに したくってね。

 

 葉っぱさん たちを みがいて あげるとね

 キラッと ひかって

 うれしそうに ゆれて くれるのです。

 みどりに ひかって

 ほんとうに きれい なんだよ。

 

 風さんを みがいて あげるとね

 ピカッと ひかって

 ありがとう って

 わらって くれるのです。

 まっ白に ひかって

 くらくら する くらいなの。

 

 空さんも 海さんも

 みがいて あげるんだよ。

 どちらも とっても おおきいから

 みがいて いても

 すごーく きもちが いいのです。

 

 みがいた あとはね、

 せかいじゅうが

 青くって まぶしくって うつくしくって

 めが さめるほど なんだ。

 

 もちろん、

 生きものさんたちも みがいて あげます。

 そおっと そおっと つつむ ようにね。

 するとね、 いのちが かがやき だすのです

 しあわせ って かがやき だすのです。

 もう、ぼくは うれしくて うれしくて

 よかったなぁ って おもうのです。

 

 ぼくの ゆくところ ゆくところ

 かがやきで いっぱい

 まぶしさで いっぱい

 しあわせで いっぱい。

 

 たのしくて たのしくて、

 もっと もっと みがきたく なるんだ。

 せかいじゅうを かけまわって、

 もっと もっと みがきたく なるんだ。

 

 よろこびに

 ますます ますます

 かがやき ながらね!

 

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だいすきが いっぱい

 あのね

 ぼくの なかには

 だいすき が

 いっぱい はいって いるのです。

 あふれる くらいに いっぱいにね。

 

 おとうさんも  おかあさんも

 こいぬさんも こねこさんも

 だいすき。

 

 いしころさんも トンボさんも

 アリさんも ゆうびんポストさんも

 エントツさん だって

 だいすき。

 

 もう、かぞえられない くらいに

 いっぱいなの。

 

 するとね、

 お空を とんでる ここちに なって

 野原を かけてる ここちに なって

 お日さまに つつまれてる ここちに なるんだ。

 

 きっと

 だいすき って

 つばさが あるんだね。

 だいすき って

 スキップ するんだね。

 だいすき って

 あったかいんだね。

 

 だいすき って

 言えば 言うほど

 ぼくの なかに

 いろんな だいすきが

 どんどん どんどん ふえちゃうんだ。

 やさしい きもちも

 どんどん どんどん ふえちゃうんだ。

 

 きっと

 だいすきは だいすきが

 だいすき なんだね。

 だいすきは やさしい きもちも

 だいすき なんだね。

 

 もう、たのしくって たのしくって いつも いつも

 しあわせな きもちで いっぱい なのです。

 やさしい きもちで いっぱい なのです。

 

 だから

 ぼくは

 だいすきが

 だーいすき!

 

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てを つないだら

 おかあさんと

 てを つないだらね

 ぼくの こころに

 きれいな 虹が かかるよ。

 

 おとうさんと

 てを つないだらね

 ぼくの こころに

 おおきな 海が ひろがるんだ。

 

 こねこさんと

 てを つないだら

 ぼくの こころが

 お菓子 みたいに あまーく なって。

 

 こいぬさんと

 てを つないだら

 ぼくの こころに

 春の 野原の においが するの。

 

 それから それから...

 ぬいぐるみさん

 てを つないだら

 ぼくの こころが

 マシュマロ みたいに ふわふわに なって。

 

 おともだちと

 てを つないだら

 ぼくの こころに

 まっ青な お空が ひろがって。

 

 お星さまと

 てを つないだらね

 ぼくの こころが どこまでも どこまでも

 すきとおって ゆくんだよ。

 

 そしてね、

 神さまと

 てを つないだらね

 ぼくの こころが

 あったかさで いっぱいに なって

 やさしさで いっぱいに なって

 

 もっと もっと

 みんなと てを つなぎたく なるのです。

 

 もっと もっと

 みんなを だいすきに なるのです。

 

 もっと もっと

 みんなを たいせつに したく なるのです。

 

 みんなと てを つなぐだけで

 こんなに しあわせな きもちに なるなんて。

 

 てを つなぐ って

 ふしぎだね。

 

 てを つなぐ って

 すてきだね。

 

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みみ

 みみ って

 お花 みたいだね。

 

 ふんわり ふわーっと

 おかおの よこで 咲いている

 かわいい お花 みたいだね。

 

 お花の こころで きいてると

 ちょうちょうさんの おうたも きこえるよ。

 かわいい かわいい おしゃべりも きこえるよ。

 

 ひかりの おうたも きこえるよ。

 しあわせそうな おしゃべりも きこえるよ。

 

 おそらの おうたも、

 青く すきとおった おしゃべりも きこえるよ。

 

 いしころさんの おうたも、

 きれいな きれいな おしゃべりも きこえるよ。

 

 虹の おうたも、

 うつくしい うつくしい おしゃべりも きこえるよ。

 

 みみって

 お花 みたいだね。

 

 ふんわり ふわーっと

 おかおの よこで 咲いている

 かわいい お花 みたいだね。

 

 お花の こころで きいてると、

 やさしい おうたが きこえるよ。

 やさしい こころが きこえるよ。

 

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ぼくの お庭は ゆうえんち

 ぼくの

 お庭は

 ゆうえんち。

 

 トンボさんたち やってきて

 お花に のって、ゆうら ゆら。

 ブランコ あそびを してるのね。

 

 バッタさんたちも やってきて

 すずめさんと あそんでる。

 おっかけっこを してるのね。

 

 ちょうちょうさんも やってきて

 おやゆび姫さんと あやとり してる。

 ちいさな ちいさな おてて でね。

 

 いしころさんたちも うれしくて

 にらめっこを はじめたよ。

 でも、すぐに 眠たくなって

 なかよく おひるね してるのね。

 

 ぼくは とっても うれしくて

 ようこそ! の おうたを うたって あげたらね、

 みんなで はくしゅを くれました。

 

 ふわっと ひろがる スカート はいた、

 しあわせさんも あそんでる。

 まっ赤な リボンの くつ はいた、

 よろこびさんも あそんでる。

 

 ぼくの

 お庭は

 ゆうえんち。

 

 えがおが いっぱい あふれてる、

 みんなの すてきな すてきな ゆうえんち。

 かわいい かわいい ゆうえんち。

 

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