空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

なまえを よんだら

 メイちゃん って

 ぼくの 小鳥さんを よんだらね。

 チュリ! って

 おへんじ くれたよ。

 なーに? って

 かわいい おへんじ くれたよ。

 

 するとね、

 ぼくの こころの はしっこが

 くすぐったく なって

 うれしい きもちに なったの。

 

 おかあさん って

 よんだらね。

 にっこりの おへんじ くれたよ。

 なーに? って

 ふんわりの おへんじ くれたよ。

 

 そうしたらね、

 ぼくの こころの はしっこが

 うふって わらって

 あったかい きもちに なったの。

 

 ぼくは

 なまえを よぶのが

 とっても すき。

 

 おともだちの なまえも

 お花さんの なまえも

 どうぶつさんたちの なまえも

 せかいじゅうの いろーんな なまえも

 そおっと そおっと よびたくなる。

 やさしく やさしく よびたくなる。

 

 なまえを よぶだけで

 ほんとうに ほんとうに

 しあわせに きもちに なるの。

 

 きっと

 なまえを よぶって

 だいすき! って

 いって いるのと

 おんなじ なんだね。

 

 だいすき! って

 だきしめて いるのと

 おんなじ なんだね。

 

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