空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ねむたいな

 ねむたいな。

 ねむたいな。

 

 きっと

 ねむたいのは

 おもいっきり

 わらったから なんだね。

 おひさまと いっしょに 

   たのしいなぁ! って

 おもいっきり

 わらったから なんだね。

 

 もしかしたら

 おもいっきり ころんだから

 ねむたいのかしら。

 いしころさんも トカゲさんも

   だいじょうぶ?

 って しんぱいしてくれるほど

 おもいっきり ころんだから

 ねむたいのかしら。

 ぼくの からださんが 

 ぼくを しんぱい してくれて

   すこし ねむりましょ。

 って

 やさしく いってくれているから

 ねむたいのかしら。

 

 たーくさん よろこんだから

 ねむたいのかも しれないな。

   ありがとう!

 って

 たーくさん いったから

 ねむたいのかも しれないな。

    かわいいなぁ!

 って

 たくさん いったから、

    うつくしいなぁ!

 って

 たくさん いったから、

    すてきだなぁ!

 って

 たくさん たくさん いったから

 ねむたいのかも しれないな。

 

 そして そして

 いっしょうけんめいに

 はを みがいたり

 からだを あらったり

 つめを きったり

 お花さんに おみずを あげたり

 めだかさんや ありさんたちや

 ダンゴムシさんたちに

    こんにちは! 

    おげんきですか?

 って

 いっしょうけんめいに

 あいさつを したから

 ねむたいのかも しれないな。

 

 それから それから

 いっしょうけんめいに

 アイスクリームさんを たべたり

 いちごケーキさんを たべたり

 レタスさんや トマトさんや

 だいこんさんも にんじんさんも たべたりして

 ぼくの

 からださんも こころさんも

 しあわせ いっぱいに なったからなんだね。

   ごちそうさま!

   ありがとう!

 の きもちで いっぱいに なったから

 フンワリ ねむたいんだね。

 

 ねむたいな。

 ねむたいな。

 

 ねむたい って

 しあわせ なんだね。

 

 しあわせ って

 ねむたいんだね。