空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

めぐすりさん

 めぐすりさん って

 すごいな。

 

 めぐすりさんの ひとしずくで 

 ぼくの こころも からだも

 シュワーン って きれいに なるよ。

 きっと

 めぐすりさんは

 お星さまの しずく なんだね。

 お月さまの しずく なんだね。

 

 もしかしたら

 お日さまの ひかり

 なのかも しれないな。

 めぐすりさんの ひとしずく

 まわりが とーっても

 あかるく なるんだもの。

 世界が すごーく すごーく

 あかるく なるんだもの。

 

 そして そして

 虹さんの ほほえみ

 なのかも しれないよ。

 だって

 ぼくの こころが

 虹いろに なって

 サワサワと やさしく なるんだもの。

 いろーんな みんなに

 やさしく したく なるんだもの。

 

 それからね それからね。

 めぐすりさん って

 小鳥さんの おうたで

 できているんだと、おもうんだ。

 めぐすりさんの ひとしずく

 小鳥さんの おともだちの

 風さんたちの コーラスも

 お花さんたちの コーラスも

 きこえるし、

 カタツムリさんの かわいい ささやきも

 ダンゴムシさんの かわいい ねごとも

 きこえるよ。

 それにね、

 お空も とべたんだよ。

 カラスさんや すずめさんや

 ハトさんに カモメさんたちと

 いっしょに

 ひろーい お空を 

 どこまでも どこまでも

 とべたんだよ。

 

 そして そして

 めぐすりさんの ひとしずく

 きみを ぼくを

 まわりの みーんなを

 このせかいの ぜーんぶの みーんなを

 だいすきに なるの。

 すごーく すごーく

 だいすきに なるの。

 

 そうかぁ!

 きっと

 めぐすりさん って

 おかあさんの えがお

 できて いるんだね。

 だって

 おかあさんの えがお って

    だいすき!

 が いっぱい はいって いるんだもの。

    だいすき!

 が ものすごーく

 かがやいて いるんだもの。

 

 めぐすりさん って

 すごいな。

 

 めぐすりさん って

 ふしぎだな。

 

 めぐすりさんの ひとしずく

 この世界が

 すごーく すごーく

 すてきに なるよ。

 

 すごーく すごーく

 だいすきに なるよ。