じょうずにね
おさんぽ できるよ ぼく。
ハトさんたちに
おしえて もらったんだもの。
お花さんたちや 草さんたちに
あいさつ しながら のーんびり
おさんぽ すると いいんだよ って
おしえて もらったんだもの。
じょうずにね
おひるね できるよ ぼく。
なかよしの のらねこさんに
おしえて もらったんだもの。
お空の 雲さんと
なかよく なれば いいんだよ って
おしえて もらったんだもの。
そうしたらね、
お空に 浮かんでる みたいに
フワフワ フワフワ
やさしい きもちで 眠れたの。
あくびも じょうずに できるんだ。
しあわせ って にっこり わらったら
かわいい あくびさんが でてくるのです って
石けんさんに おしえて もらったの。
だから ぼく、やってみたの。
そうしたらね、
しゃぼん玉 みたいな
かわいい かわいい あくびさんが
ぽんわり ぽんわり でてきたよ。
それからね それからね。
じょうずにね
ありがとう！ だいすき！ って
いえるよ、ぼく。
だって
まわりの みーんなが
ありがとう！ だいすき！ って
いって くれるんだもの。
さっきもね カモメさんに
じょうずに とべて すごいなぁ って いったら
ありがとう！ だいすき！ って
なんども なんども ぼくの うえを
とんでくれたの。
このあいだなんか
ゆうびんポストさんに
おてがみを いれただけなのに
ありがとう！ だいすき！ って いわれて
びっくりしちゃった。
それに
ぼく
みんなを だいすき なんだもの。
すごーく すごーく だいすき なんだもの。
だから ぼくの なかには
みんなの ありがとう！ だいすき！ と
ぼくの ありがとう！ だいすき！ が
いっぱいなの。
あふれるくらいに いっぱいなの。
いろーんな みんなに であっただけで
ありがとう！ だいすき！ が
ぼくの なかから
いっぱい いっぱい でてくるの。
キラキラ キラキラ でてくるの。
ピカピカ ピカピカ でてくるの。
ありがとう！ だいすき！
ありがとう！ だいすき！
ってね。
