空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ホコリさん って どこから くるの?

 おへやの はしっこに ある

 フワフワの ホコリさんを みていてね、

 ぼく

 おもったんだ。

 

 ホコリさん って

 どこから くるのかなぁ?

 って。

 

 お空の 雲さんたちの 

 あかちゃん なのかな。

 まっしろな 雲さんたちの

 かわいい かわいい

 あかちゃん なのかな。

 だって

 とーっても ちっちゃくって

 フワフワ なんだもの。

 

 うーんと...

 それから... それから...

 天の お国の

 おふとんさんたちの

 あったかーい

 きもちさん なのかしら。

 ほら、

 こんなに フワフワで

 とっても あったかいよ。

 とっても やさしいよ。

 

 そして そして 

 天の お国の

 たのしい きもちさんや 

 うれしい きもちさんが

 フンワリ フンワリ

 おりて きたのかも しれないね。

 だって

 ホコリさん って

 とっても しあわせそうに

 わらって いるんだもの。

 ニコニコ ニッコリ

 フンワリ フワフワ 

 ほんとうに しあわせそうに

 わらって いるんだもの。

 

 きっと、

 天の お国で

 すてきな ことが

 いっぱい あったんだね。

 あふれるくらいに

 いっぱい いっぱい

 あったんだね。

 

 おや?

 おへやの はしっこに

 ちっちゃくって

 すごーく かわいい あしあとが

 のこって いるよ。 

 

 あ、そうかぁ!

 きっと、

 ホコリさんたちと

 ちっちゃな 天使さんたちが

 いっしょに うんどうかいを

 していたんだね。

 かわいい 夢さんたちも いっしょに 

 とても とても たのしい

 うんどうかいを

 していたんだね。

 

 あのね

 ぼく、

 おへやの はしっこに ある

 フワフワの ホコリさんを みていてね

 おもったの。

 

 ホコリさん って

 どこから くるのかなぁ?

 って。

 

 もしかしたら

 もしかしたら

 

 ホコリさん って

 天の 神さまの あかちゃんたちが

 あそんでいった あと、

 なのかも しれないね。

 

 おへやの すみっこで

 そおっと そおっと

 あそんでいった あと、

 なのかも しれないね。