空へ ひろげて

空を眺めるのがだいすきな、わたしの空への手紙です。

ミツバチさんを みていてね

 お花さんで ねむっている

 ミツバチさんの うしろすがたを

 みていてね、

 ぼく

 おもったんだ。

 

 お羽って

 ほんとうに かわいいなぁ。

 ほんとうに きれいだなぁ。

 ほんとうに ほんとうに すてきだなぁ って。

  

 そしてね、

 いっしょうけんめいに かんがえたの。

 どうして お羽を もって

 うまれて きたのかなぁ って、

 いっしょうけんめいに かんがえたの。

 

 こころの なかが

 うれしい きもちで いっぱい だから

 うれしい きもちに あふれて いるから。

 よろこびの きもちで いっぱい だから

 よろこびの きもちに あふれて いるから。

 だいすき! の きもちで いっぱい だから

 だいすき! の きもちで あふれて いるから。

 とびたく なって

 あんなに きれいな お羽が

 はえて きたのかなぁ。

 

 もしかしたら

 お羽を もってる いきものさんたちは

 天の お国で たくさん たくさん

 あそんで いたのかも しれないね。

 

 天の お国の 神さまたちと

 いっぱい いっぱい

 あそんで いたのかも しれないね。

 いっぱい いっぱい

 おひるねを していたのかも しれないね。

  

 ぼくも

 たーくさん よろこんで

 ものすごーく ものすごーく よろこんで

 みんなを だいすき! で いたら

 この世界の みーんなを

 この世界の ぜーんぶの みーんな を

 だいすき! で いたら。

 

 きっと、

 かわいい お羽が

 はえて くるんだ って

 うつくしい うつくしい お羽が

 ふんわーり ふんわーり

 はえて くるんだ って。

 

 そして 

 そして

 

 うつくしい 天の 野原で

 ちょうちょうさんや トンボさんや

 バッタさんや てんとうむしさんや

 カゲロウさんとだって ガガンボさんとだって

 いろーんな ちいさな みんなと

 たくさん たくさん

 あそべるんだ って。

 

 天の 神さまたちと いっしょに 

 いっぱい いっぱい

 あそべるんだ って。

 

 ぼく

 わかったの。