つくって くれたの だあれ？

　つくって　くれたの　だあれ？

　つくって　くれたの　だあれ？

　このせかいに

　こんなに　うつくしい　お花さんたちを

　つくって　くれたのは

　だれなのかしら？　

　お花さんの　はしっこから　はしっこまで

　びっくりするほど　ていねいに

　つくって　くれているし、

　いい　においも　するよ。

　いい　えがおも　してくれるよ。

　こんなに　かわいい　いしころさんたちを　

　つくって　くれたのも

　だれなのかしら？

　いしころさんたちを　さわっているだけで

　こころが　すきとおって　くるよ。

　すきとおった　おんがくも

　きこえて　くるよ。

　そして　そして

　こんなに　やわらかい

　こいぬさんや　こねこさんを

　つくって　くれたのは

　だれなのかしら？

　おそばに　いるだけで

　とっても

　あったかい　きもちに　なるよ。

　とっても

　やさしい　きもちに　なるよ。

　とても　とても

　しあわせな　きもちに　なるよ。

　それから　それから

　テントウムシさんを　つくって　くれたのも

　だれなのかなぁ？

　テントウムシさんの

　おようふくも　おぼうしも

　おくつも　かばんも

　ピッカピカ　だよ。

　みているだけで、

　ぼくの　こころも　からだも

　ピッカピカに　なるよ。

　それでね、ぼく

　おともだちの　いしころさんに

　きいてみたの。

　　　まわりの

　　　すてきな　すてきな

　　　いろーんな　ものを、

　　　このせかいの

　　　すてきな　すてきな

　　　いろーんな　ぜーんぶを、

　　　つくって　くれたのは

　　　だあれ？

　って。

　そうしたらね、

　いしころさんが　おしえて　くれたのです。

　　　それはね、

　　　めには　みえないくらいに

　　　とーっても　ちいさな　ちいさな

　　　天使さんたちが

　　　つくって　くれたんだよ。

　って

　ニコニコ　ニッコリ

　おしえて　くれたのです。

　そうしたら......

　そうしたら......

　そんな　ものすごーく　ちいさな　ちいさな

　天使さんたちを　つくって　くれたのは

　だあれ？　だあれ？

　だれなのかしら？

　おおきな　おおきな

　愛　なのかしら。

　めには　みえないくらいに

　ものすごーく　ものすごーく

　おおきな　おおきな

　愛　なのかしら。